“中国、ハイブリッド車支援につながる措置検討 トヨタやホンダに恩恵も”
昨年夏、このようなニュースが流れ、日本のマスコミは“中国、環境車規制・新エネルギー車「NEV」を大転換、ハイブリッド車優遇へシフト”と、中国の方針がEVからハイブリッドに大転換したかのように報道しました。
これについては後程書きますが、その間にテスラは世界のEV市場を席捲するとともに、中国上海にギガファクトリーを建設していました。
最初のギガファクトリーはアメリカネバダ州に建設され、ここでは最初にリチウムイオンバッテリーの生産を始めましたが、アメリカのリチウムイオンバッテリーの生産の殆どを占めています。
上海のギガファクトリーは逆に自動車の生産から始め、フェイズ1が完成したところでモデル3の生産を開始しました。
昨年12月30日には“Tesla delivers first China-made Model 3s to its own workers”に書かれたように、最初の15台が従業員に引き渡されましたが、この式典で公開プロポーズした従業員もおり、中国とテスラの関係をアピールしておりました。
そして昨日、一般への引き渡しが開始されました。
記念式典に出席したイーロン・マスクさんはダンスを披露していました。
ところでなぜタイトルに「日本は騙されたか?」と書いたかというと、冒頭のニュースが流れた時、日本のマスコミは中国がEVからハイブリッド車に大転換したかのように書きました。
私はEVへの方針は変わっていないという事を書きましたが、中国のNEV法など知らない日本のマスコミは、すっかり中国に騙された結果になりました。
※この草案のように変更されたとしても、中国がEV化を進める事には変更なく、エンジン車の中ではハイブリッドが有利になるだけの話です。
ところがどうもNEV法は変更されなかったようで、HV車に対する期待は空振りです。ところがどうもNEV法は変更されなかったようで、HV車に対する期待は空振りです。
ところが、どうもNEV法は変わらず従来通りのままのようで、ますます「騙された~」です。
おめでたい日本のマスコミは中国がEVから方針を変えた、まだまだエンジン車、ハイブリッド車で大丈夫と日本の空気を変えてしまいましたが、その間にテスラはギガファクトリーを建設し、すでにデリバーを開始しました。
そして2020年末まで補助金が付き、モデル3の50800ドルが42700ドルとなるようです。
それどころか“Tesla delivers first China-made Model 3s to its own workers”によると、自動車購入税も免除されるようです。
そしていずれ上海ギガファクトリーで年間50万台生産したい・・・。
いずれ日本にも中国製モデル3が入って来るでしょう。
これは日本メーカーは完全に出遅れて「騙された~!」でしょう。
これでは世界の最大市場中国でお先真っ暗です。
2018年自動車販売台数 出典:グローバルノート
モデル3の性能については次をご覧ください。
こんな車が補助金でスターティングプライス日本円で470万円(動画の車は上級車種で大分価格は上昇しますが)で売り出されたら、はっきり言って太刀打ちできる車はありません。
でも中国側はいずれ追いつけると考えているのでしょう。
EVもモバイルホンのような市場展開になるのでしょうか?

