一昨日は中国のNEV法について書きましたが、まだまだ日本は「EVなんて普及するわけがない」、あるいは「EVが普及するなんて思いたくない」人が多いように思います。
しかし、世界は着々とEV化に向かって進んでいます。
■中国の充電ステーション数はもの凄い
中国はEV路線まっしぐらですが(日本のマスコミは中国がEVからハイブリッドに舵を切ったかのように書いていますが、基本はあくまでもEVです)、スーパーの駐車場、EV駐車場はじめ、中国の充電ステーションはもの凄い数になります。
こちらは中国のシリコンバレー深圳(香港の隣です)の充電ステーションですが、なんと465機あります。
そんな中国と日本は規格を統一します。
これは日本のチャデモにとっては凄い朗報だと思います。
オマケです。
中国の駐車場は凄い!
でもこんな駐車場ヤダ~~~
しかしノルウェーといえば寒さの厳しい北欧、かつてはグリーンランドにまで移住したバイキングの末裔の国。グリーンランドほどではないが、ノルウェーも寒い国。
そんな寒い国で寒さが苦手のEVがなぜ?
余談ですが伝承ではグリーンランドは980年に“ 赤毛のエイリーク ”が発見し、985年に移住、1261年にノルウェーに忠誠を誓い、1380年にノルウェーがデンマーク支配下となったため、以後デンマーク領。そして現在はトランプがデンマークに、「グリーンランドを売れ」と地上げ屋 不動産屋のようなことをしているようです。
閑話休題
なぜそんな寒い国にEVが普及したかというと、EVに対する優遇策や環境意識の高さもありますが、理由の一つはその寒さにありました。
冬場はあまりの寒さにガソリン車やディーゼル車はエンジンオイルが固くなり、始動が困難になりますので、駐車中はブロックヒーターでエンジンを温める必要があります。
そのため各家庭や公共駐車場、会社の駐車場などには必ず230Vのコンセントがあります。
ですから車をコンセントに繋ぐのに抵抗がありませんし、繋ぐ場所にも困りません。
しかも充電無料です。
しかし充電スポットの充電無料がどうなるかは、不明です。
“EV多すぎ?充電スポットの無料化終了へ 電気自動車の先進国ノルウェー、優遇策の変化”
但し急速充電のインフラについてはまだ不十分なようで、長距離ドライブに不安を持つ国民も少なくないようです。
という事で世界の潮流はEVに向かって行くことは間違いありません。
また Well to Wheel (油田からタイヤを駆動するまで)のCO2排出量ではあまり変わらないから、EVなど無意味だという人もいます。
しかし日本がそう言っている間に世界の太陽光発電の市場で、日本企業は惨敗し中国が独占しました。
そして風力発電でも中国が席捲。
排他的になりナショナリズム化が進むとともに、海外を見ようとしなくなった日本ですが、.「井の中の蛙大海を知らず」ならまだしも、「鍋の中の蛙」となってしまってはお終いです。