Ring of Fire | 夢老い人の呟き

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「環太平洋造山帯」・・・・造山帯というと他に「アルプス・ヒマラヤ造山帯」がありますが、地震や火山はこの二つの造山帯、特に「環太平洋造山帯」に集中し、別名「環太平洋火山帯(英名 Ring of Fire)」といわれます。

※下図左側の震源が集中しているのがアルプス・ヒマラヤ造山帯、中央のぐるりと圧倒的に震源が集中するのが環太平洋造山帯ですが、日本列島は震源に隠れて見えません。

図出典:防災基礎講座

 

 

Ring of Fire という名のとおり元々地震や火山噴火の多い場所ですが、去年(あるいはもっと前)から、環太平洋造山帯の地震や火山活動が増えているというのが話題になっており、纏めサイトでも「火山に異変…環太平洋火山帯で何かが起きている!?」のよう取り上げられています。

 

最近のニュースを見ると、今月15日にはフィリピンマヨン山が噴火し、昨日はさらに大規模に噴火しましたし、マヨン山の少し前、5日にはパプアニューギニア・カドバー島では有史以来初めてという爆発的噴火をしました。

 

この近くでは インドネシアのバリ島のアグン山の活動も活発になっています。

また昨日M7.9の地震が発生したアラスカ、アリューシャン列島付近では最近大きな地震が頻発していますし、 ボゴスロフ島 では海底火山がわずか5カ月で3倍に急成長しています。

 


最近の状況を見るとRing of Fire でなにかが起きているのか、これまでの想定を超えたことが起きているようですが、現在の日本の状況はご覧のとおりです。

出典:防災と災害情報

 

 

日本を見ても小笠原諸島の西之島は成長を続け世界中の火山学者の関心を集めていますし、レベル3の桜島の海底調査ではマグマの存在が確認されました。

桜島で海底調査 マグマの存在示す現象を確認

大規模な噴火の可能性も指摘される鹿児島県の桜島の火山活動の状況を調べるため、海上保安庁が鹿児島湾で海底の調査を行いました。

この調査は、火山噴火予知連絡会の活動の一環として海上保安庁が数年ごとに行っています。18日は、海上保安庁の測量船「海洋」が調査に当たり、船底の装置から発した音波の跳ね返りを利用して海底の地形などを調べました。

このうち、深さおよそ200メールの海底では、地下のマグマの存在を示す「たぎり」と見られる気泡が海中にわきあがる現象が確認されました。

桜島では鹿児島湾奥部の「姶良カルデラ」の地下にある「マグマだまり」に、マグマの供給が続いていることを示す地殻変動が観測されていて、今後、大規模な噴火が発生する可能性も指摘されています。

 

以下省略

 

 

御嶽山も白根山も噴火前の警戒レベルはレベル1(活火山である事に留意。入山規制等無し)。

白根山にいたっては噴火したのは過去3000年間噴火無しの本白根山で、全くの想定外。

 

地面の下は見ることが出来ない人類の知識など、地球の表層しか分からず地震や火山噴火を予知することも場所を特定することも無理。

こんな薄っぺらな知識をもとに「科学的知見」とかを盾に「絶対に安全」を主張する原発政策。

いつか自然の報いを受ける日が来るかも知れません。