国際エネルギー機関(IEA)の新しいグローバルEVアウトルックによると、2026年の電気自動車販売台数は2300万台に達すると予想されており、これは世界で販売される新車の約30%を占めます。
EVは2025年に販売台数が前年比20%増加し、2,000万台を超えて世界で販売された新車の4分の1がEVでしたが、今年はさらに増える見込みです。
ということはICE(内燃機関)車の市場は先細りなのは明白ですが、「EVシフトは終わった、日本はEVに全振りしなくて正解だった」と信じる日本の未来はどうなるのでしょう?😰
″IEA: Global EV sales headed for another record year despite the early stumble″
ところがEVを作るのに無くてはならないのが、レアアースとレアメタル。
モーターに必要なレアアースも、電池に必要なリチウムもコバルトもニッケルも黒鉛も、中国が支配的となっている。
レアメタル(含むレアアース)は種類が多いが、その多くのサプライチェーンは中国が支配的となっています。
先日ニュースとなったタングステンは世界生産の80%が中国。
リサイクルにも力を入れているが、リサイクル出来ることと、リサイクルで必要量を確保できることは全く別問題。リサイクルで賄えるのはせいぜい数%にすぎない。
■中国が支配的な理由と日本に対して規制している主なレアメタル
中国が支配的なのは資源埋蔵量や精錬技術の要因もあるが、コンゴのコバルト、インドネシアのニッケルなど資源国に積極投資してきたこと、国家戦略として保護管理してきたことがあります。
中国が日本に輸出を止めているのはタングステンだけでなく、複数のレアアースやレアメタルが対象となっています。
特に中・重希土類(ジスプロシウム、テルビウム、サマリウムなど)や、ガリウム・ゲルマニウム・黒鉛・アンチモンなどが輸出規制の対象となり、日本の磁石・半導体・電池産業に大きな影響を与えています。
(石油関連)
シンナー不足が報道されているが、シンナーの主な成分はトルエンとキシレン。
BTX(ベンゼン・トルエン・キシレン)の在庫がひっ迫しているそうだが、BTXの製造(生産)国上位は、いずれもアジア太平洋地域が市場の約6割以上を占めています。
特に中国はBTX全体で生産量・消費量共に圧倒的で、基礎化学品として最も需要が大きいベンゼンは世界生産の3割以上を占めています。
原油や石油化学原料が不足している現在、良好な国際関係に努めて助けあえる関係を築き難局を乗り切って欲しいと思います。

