今イタリアのヴェネツィアに旅行で来ているよ。ヴェネツィアといえばシェイクスピアのオセロやヴェニスの商人の舞台であることで有名だけど、最近だとFF15のオルティシエやマクロスFのPV(ダイアモンドクレバス)やONE PIECEのこの場面↓
等色々な作品の舞台として使われている特徴的な場所。
今回私がヴェネツィアに行こうと思ったのもポケモン映画「水の都の護神 ラティアスとラティオス」の舞台で、作品を見てからずっと行きたいと思っていたからという理由なのだけど、何処が舞台として使われたか等ネット上に具体的な資料が無かったから今回は自分なりにまとめてみようと思う!
※映画を見たこと無い方は是非映画を見てからお読み下さい。(普通にネタバレ書くので…)また、映画を見てヴェネツィアに行きたくなった方はこれから記事を幾つかに分けて全場面分書いていこうと思うので是非参考になさってください。
※参考にした書籍は4冊あるのですが、うっかり題名メモするのを忘れてしまったので、どの本だったか思い出したら随時更新していきます。
まずは初めの伝説に関する場面。
「むかしむかし、アルトマーレという島におじいさんとおばあさんがいました。ある日二人は海岸で小さな兄弟が怪我をしているのを見付けました。おじいさんとおばあさんの手厚い看護で二人はみるみる良くなっていきました。しかし突然邪悪な怪物が島に攻めてきたのです。島はたちまち怪物に飲み込まれました。とその時、おじいさんとおばあさんの目の前で二人の姿が変わっていきました。二人は無限ポケモン、ラティオスとラティアスだったのです。二匹は空から仲間を呼び寄せました。彼らは邪悪な力を追い払う力を持ってきてくれました。それは心のしずくという宝石だったのです。島には平和が戻りました。それからというもの、心のしずくがあるこの島にラティオスとラティアス達がしばしば立ち寄るようになりました。この島が邪悪な怪物に襲われることはその後二度とありませんでした。」
上記は映画の冒頭に出てくる伝説なのだけど、この伝説はヴェネツィアに実際ある伝説を真似たもの。
実際の伝説では「総督バルトロメオ・グラデニーゴの時代のある夜、悪魔が激しい嵐を起こしてヴェネツィアの町を恐怖におののかせた。その時に一人の漁夫が福音書記者マルコから指輪を受け取った。」とある。ついでにこの伝説によりキリスト昇天の祝日に総督が御座船から金の結婚指輪を投げ入れ「海よ、汝に対する我らの真実として永遠の支配の印として、我らは汝の妻とする」という式文を唱える事で海での派遣を誇らしげに主張する「海との結婚」という儀式を12世紀以降毎年やるようになったそう。
なんとなくアルトマーレの伝説と似てるよね!
そして次に出てくる図書館での場面。
ここでザンナとリオンはラティアス、ラティオスについて調べた後アルトマーレに向かって出発するので場所自体はイタリア本島ということになる。ヴェネツィアにも国立マルチャーナ図書館という図書館があるから一応内観一緒か見てみたけど違いそう…。外観も違うし。
場面はアルトマーレに変わって水上レースにサトシとカスミが参加する場面に。この水上レースのイベントも実際ヴェネツィアにあるイベントを真似たもの。今回の旅行期間では残念ながら水上レースはやっていないのだけど、その代わり仮面カーニバルというイベントが丁度始まるので明日はそちらを詳しく特集するね!
水上レースが終わると昨年の水上レース優勝者(ロッシさん)がサトシ、タケシ、カスミをゴンドラに乗せてくれる。勿論私もゴンドラに乗ってみたよ。
その後カスミが見ているアルトマーレグラスの優勝メダルはヴェネツィアングラスのこと。
グラスを見た後に見る柱はサン・マルコ広場にある石柱(左のラティアスポジションには守護聖人聖マルコの象徴である有翼の獅子が、右のラティオスポジションには守護聖人聖テオドロスの像がある)。
ゴンドラを降りる際「そこのクレープはアルトマーレ1だ」と教えて貰い、タケシはチョコレート、サトシはバナナ、カスミはカスタードを買いに行く。
ヴェネツィアではCocaetaというクレープ屋さんがヴェネツィア1と言われている(クレープ屋さん口コミ1329店中4位!)
丁度営業時間外に行ったからクレープは食べられなかった…。
映画ではクレープ屋さんに向かう途中ピカチュウがお水を飲みに行ったせいでサトシは食べ損ねる事に。水飲み場はこんな感じ。
クレープまでの道のりも似てる