ブドワールドシュウ のシュウコです。


今朝の北國新聞の朝刊にこのような記事がありました。

(抜粋させていただきます)



東日本大震災で大切な人を亡くし、悲しみの底にいる被災者

に周囲はどう接したらいいのか。。

『「頑張って」と言わずに、ただ手を握ってあげてほしい。』

先日起こったばかりのニュージーランド地震で恋人を亡くした

金沢市の看護士の女性が自分の気持ちを振り返って手記を

寄せて下さった。


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地震直後は、日本にいた私もものを食べる事ができませんでした。

がれきの下に彼がいると思うと食べられなくて。そんな方が今、

たくさんいると思うと胸が痛いんです。


彼はいなくなってしまったけど、私には家族や友達や仲間がいます。

私を守ろうと必死で支えてくれました。一緒に泣いてくれた人、

抱きしめてくれた人、静かに話を聞いてくれた人、笑わせようとして

悲しみをこらえながら面白い事を言ってくれた人。。。


家族や友達、雨をしのぐ屋根、全てを失った方もいます。

生きる力を失って死にたいと感じている人も。

私もそうでした。


そんな時、「頑張って」「頑張ろう」という言葉は重すぎて負担に

なるかもしれません。

みんな頑張っているんです、生きる事を精一杯。

だから「頑張って」と言わないでほしい。


大切な人が亡くなったり、行方不明になっても自分は生きて

いかなければならない。それだけでも頑張っているんです。


ただ手を触れてもらうだけでも安心できます。

一人じゃないと気付かされます。


その人が涙していたら手を握ったり、背中に手を当てたり

してあげて下さい。そして静かに待ってみてください。

必ず何か思いを吐き出してくれます。そうすると楽になる

んです。


被災者の方々を助けたいと思っている人が大勢いるんだと

伝われば自然と頑張ろうと思えるのではないでしょうか。


私が彼を亡くして思った事。。それは「自分は決して一人

じゃない」ということでした。

「頑張って」とは誰からも言われませんでした。


でも、皆が私を支えてくれているんだとわかって「頑張って

生きてみよう」と思えました。


私が勤める病院でも、同僚や先輩が現地に応援に向かい

ました。

皆で被災地の方々を支えたいと思っています。


一人でも多くの命を助けたい。

私のように悲しい涙を流させたくない。

今はそんな思いです。


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ニュージーランドの地震からもまだ全然日が経っていないのに。。

この方の心の傷も癒えていないのに。。


でも、この方だからこそ地震にあわれた方々の気持ちが痛いほど

よくわかるから、こうして書いて下さったのですね。


頑張る・頑張ろう


この言葉の重み、大きさを考えると今の被災された方々に

かける言葉ではないのかもしれません。。


逆に今こうして普通に暮らせてる私達がお互いに掛け合って

いく言葉なんだと思います。


私達が今しばらくはこの事態を冷静に受け止めて頑張る力

を発揮して支えていかなければいけないのですよね。


この状況の中楽しい事を自粛したりという気持ちはもちろん

ありますし、自分だけこんな事していいのかという後ろめたさ

は普通の人間なら誰だってあります!


でもそれでは本当に日本が全員で倒れてしまう事になります。

それじゃ、助けたくても助けられない。。


やっぱり私達が頑張るしかない。。

頑張るというかちゃんと今まで通りの生活をしなければいけない

のだと思います。


自分ができる事をそれぞれがいろいろ考えた一週間だと

思うのですが、いくら気持ちがあっても突然そう大きな事

も人間一人じゃできないと思います。


だから私は、この状況を冷静に受け止めつつ今まで通り

一つずつ目の前にある自分のやるべき事を一生懸命やろう

と思います。


それは地震前も地震後も変わりません。

同じ気持ちで仕事をし積み重ねていこうと思います。


この異常事態に皆不安になったり、どうしたらよいか

わからなくて。。

でもその人なりに一所懸命励ましたり声をかけようと思って

いる気持ちから「頑張って」という言葉が出てしまうのも

普通の事だと思います。(私もそうでした。。)


ただ今回この記事を読んで、被災された方が受ける

「頑張って」という言葉の重みを知って、もし今後そういう

方に会ったら黙ってそばにいてあげる事が一番なんだと

いう事もわかりました。


この手記を書いて下さった方の思いを感じて過ごして

いこうと思いました。