M.2をマザーボードに取り付ける際に気を付けることがありますので、参考になればという気持ちでシェアしたいと思います
M.2とは
従来のSATA接続に加えて、PCI Express接続(NVMe)にも対応することで、今までSATAに比べて、約6倍の転送速度を実現する次世代の拡張スロットに対応したSSDです。
簡単に申しますと超速い速度でデータを読み書きできるパソコンパーツです
数年前からM.2スロット搭載のマザーボードが発売されていましたが、実際のところM.2スロットに取り付けて性能を100%発揮できるマザーボードは少なかったのではないでしょうか
私の自作パソコン参号機のCドライブにしていますのはSAMSUNG 256GB 950 PRO M.2 MZ-V5P256B/ITです。
外観はコレです。
最大転送速度はリード2500MB/s、ライト1500MB/s。
通常のSSDのSATA3の実効転送速度は最大600MB/sに対して比較してみますと、最大で約4.16倍の読み込み速度となります。
この後継機にあたるのが、韓国サムスン・エレクトロニクスが2016年9月21日に発表した、M.2フォームファクタのハイエンドSSD「960シリーズ」で読み込み性能は最大3,500MB/秒となります。
通常のSSDのSATA3の実効転送速度は最大600MB/sに対して比較してみますと、約5.83倍の読み込み速度となります。
M.2がマザーボード上に取り付け箇所があっても、取り扱い説明書に記載されていますM.2の転送速度をちゃんと確認しておかないと、いくら高速のM.2を手に入れたとしても、M.2の性能は100%発揮されませんのでご注意くださいませ
M.2を選ぶ時もポイントはPCI Express接続(NVMe)できるなどちゃんと仕様を確認しておかないと、M.2でもSATA3(実効転送速度は最大600MB/s)程度の速度の製品もあるようです。
さてさて前置きが長くなりましたが本題に入ります
私の自作パソコン参号機のマザーボードASUS ROG MAXIMUS IX HERO を前提にお話しさせていただきますので、あらかじめご了承ください
ASUS ROG MAXIMUS IX HEROにはM.2の取り付け箇所が2か所あります。
M.2._1スロットの位置はM.2の発熱が高めなので熱対策として現在はM.2_2スロットに取り付けています。
ASUS ROG MAXIMUS IX HEROの場合気を付けなければならないのはM.2_2スロットを使用する際です。
前回の記事 でご紹介しましたが、ここではUEFIのBIOSの設定がとても重要になります。
UEFIのBIOSのM.2_2スロットの初期設定は下図のように【X2】となっております。
この状態ですとM.2の転送速度は100%発揮されません。
サムスンさんのM.2ユーティリティソフトでもPCIe Gen 3X2が確認できます。
ベンチスコアをとりますと
公称値の最大転送速度はリード2500MB/sですので、やや低めのスコアとなりました。
Cドライブはいろいろとプログラムソフトがインストールされていますので、【X2】ではこんなものかなと思います。
それではUEFIのBIOSでM.2_2スロットの設定を【X2】⇒【X4】へ変更してみます。
ユーティリティソフトで【X4】が確認できます。
ベンチマークとしては
となり全体的にスコアが伸びています。
ここで注意点があるのですが、何かを得れば何かを失う的なことがありまして、ASUS ROG MAXIMUS IX HEROでM.2_2スロットの設定を【X4】にしますと、SATA6Gの5~6のポートが無効になります。
ですので、ハードディスクなど周辺機器をSATA6Gの5~6へ接続している方はM.2_1スロットに取り付けないと機器が動作しないことになります。
体感上普通のSSDとM.2を比較してもあまり変わらないのでは と個人的には感じております。
現在SSDやM.2ではなく、ハードディスク(HDD)のみのパソコンを使用されていた場合、SSDやM.2を導入しますと体感上かなり快適にパソコンを使用できると思います。
M.2の熱対策を検討していましたところ、気になる製品を見つけました。
XPG STORM RGB M.2 2280 SSDヒートシンク
AURA SYNCに対応してまして、にゃんと光るのです
冷却性能も高そうなのでこれを導入して、M.2スロットの位置を元のM.2_1スロットに戻そうかと考えております。
M.2_2スロットですと、ヒートシンクの高さが2.4cmあるのでビデオカードと干渉しそうですので
ロマンあふれる製品きたコレ
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