電気はコマめに消しましょう…
待機電力にも注意しましょう…
省エネ型家電に買い換えましょう…
これまで真面目に取り組んでました。
そんなに言うなら、
TV番組なんか夜通しダラダラ放送せずに、さっさと止めろよ~
街中の自動販売機の半分は電源落としてみろ~
コンビニや24Hスーパーなんか夜10時には閉店したら~
なんて八つ当たり気味になりながら。
でも、
この商品の意味を知り、
衝撃を受けました。
これまでの自分の取り組みは無意味だったことを理解しました。
最近よく売れている、
「電力計付き節電タップ」です。

これって、
その瞬間瞬間の消費電力量を表示するものなんですが、
私達が理解している「節電」って、
「1ヶ月単位ごとの総消費電力量」を如何に抑制するか…
ですよね。多分。
ところが、
電力会社や政府がしきりに訴えている「節電」は意味が違うんですよ。
そうです。
抑制の対象は、
「総消費電力量」ではなく、
「瞬間電力値」の事なんです。
話を単純にすると、
一日の電力消費のピークは、大体午後2時頃だと言われていますが、
そのピーク時の瞬間電力値を15%下げてくれ、
と言っている訳です。
ですから、
その時間帯のエアコン利用を抑制するとか、
無駄な電力消費を止めることこそが求められている事なんですね。
つまり、
四六時中、電気をコマめに消す事や、
待機電力云々は、
「省エネ」ではあっても、
本来の「節電」には余り貢献していないんです。
サマータイム制度を導入して、
1時間ずらした社会活動を幾ら続けたって無意味なんです。
「午後2時の抑制」に寄与してないんですから。
これで、今までのモヤモヤがすっきり晴れました。
消費電力の前年比を下げる事より、
「午後2時の抑制」に工夫する事こそ有意義なんです。
その時間帯のエアコンを切るとか(無理だ…)、
平日の仕事を休日にシフトするとか、
「お昼寝タイム」を全国的に広めて、その時間帯の経済活動をストップさせるとか(無謀だ…)…
そんな話を我が社の経理担当に説教したら、
キョトンとされました。
まだ理解出来ないか…