「おぎゃあ。」~沖縄もの映画ありんくりん | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

平成15年(2003年)の作品です。イメージ 1
舞台は、うるま市の浜比嘉島~
19歳で出産に臨むと云う過酷な人生を背負っている主人公・花の実家の赤瓦家は~
アマミチューの墓とかがバックに写っていましたから、
比嘉地区の吉本家だったのでしょうか。
浜比嘉大橋が出会いと別れを象徴する正にターニングポイントになっています。
 
主人公・花に岡本綾、
その実母に余貴美子、その内縁の夫(後夫?)に藤木勇人ですから、
一瞬「ちゅらさん」のイメージがダブりますが、
全くキャラクターが違っていますから、それはそれでギャップが可笑しいです。
他には、不気味な存在の光石研、産婦人科医に萩原聖人…
 
生まれてくる新しい命と沖縄への賛歌とでも言いましょうか。
19歳の少女の出産、
再婚を繰り返す金の亡者の母親、
種違いの高校生の妹の妊娠と流産、
事業に失敗して破産した妹の彼氏の家、
妻子に逃げられ失意の警察官、
様々なトラブルは、やがてグルグルポンで乗り越えられ、やがては再生する~
チャンプルーな世の中だからこそ「ヌチドータカラ」… と云うお話。
 
登場する女性は皆したたかで強く、
一方の男性は決断力が乏しく頼りなく描かれているのが、この作品の横糸になっています。
ただ…
キジムナーが我が子へと転生するのは、何の意味があるのでしょうか?
何故19歳の出産じゃないといけなかったのでしょうか?
こういう疑問は、出産を経験する女性じゃないと判らないのかも…