普天間飛行場県外移設先候補地の事情はどのようなものなのでしょうか…
普天間飛行場のヘリ部隊は現在、大型ヘリ15機、中型ヘリ24機、軽攻撃ヘリ10機、指揮連絡ヘリ7機、作戦支援機3機、空中給油機12機が配備されているらしいですが、
うち空中給油機は、山口県の米海兵隊岩国基地に移転されることが決まっています。
その岩国基地では、2010年度末の完成を目指して滑走路の沖合移設工事が既に進められていますが、
民主党政権になってからの、
在日米軍再編問題の見直しに伴い~
米海軍厚木基地から艦載機部隊等が移転される他、
普天間の残りのヘリ部隊の全部も移転させる計画が浮上しているそうです。
そして、その計画に付随して予定されている事業が、民間空港の半世紀ぶりの再開です。
先の2010年度予算の概算要求の大幅な見直しの中、
この「民間空港再開に伴う施設整備事業」は、引き続き盛り込まれることになりました。
丁度3年前の岩国市は、前市長が岩国への部隊移設に反対を表明してから、
市新庁舎建設補助金が凍結され、2007年度の市予算編成は大紛糾しました。
国家による「あからさまな基地受け入れの強要」と言われていましたが、
移設受入れ容認派の新市長が就任してから、事態は一転して収束することになったのです。
米軍基地関連では、この他にも「愛宕山地域開発事業の跡地買取り」問題が長期化しています。
この地域を造成開発してその一部を基地部隊の兵員用住宅地として活用する計画が頓挫したのに端を発している問題です。
利益誘導や権益保護の重層的な圧力が、地域振興の名の下に掛けられ、人々は翻弄され、
やがては、にっちもさっちも行かなくなって、重い足枷を引き摺り続けることになるのです。
それは沖縄だけの問題ではありません~
この岩国でも、厚木でも、三沢でも…
米軍基地問題だけのことでもないのです~
「泡瀬干潟埋め立て事業」でも、「石垣空港新設事業」でも…
こうした記事を書いているうちに~
「地球」にとって人間の存在自体が迷惑な話なんですから、
私達がより裕福な生活を追及すればするほど~
「核の傘」の下で安穏を貪り続けるほど~
やれエコだの、温室効果ガス削減だのと世間が騒いでいるのが、
単なる誤魔化しなんだなと、チャンチャラ可笑しく思えてくるのです。
人間は、永遠に泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロじゃないのですから、
一度、立ち止まって、頭を真っ白にして、
国家や個人の置かれた立場を見極め、見直さなければならない時代が到来しているのだと、
そんなことをとりとめも無く考えてしまいます。
(でもね~人間は所詮「生き物」ですから、霞を食って生きられる訳じゃないですからね…)