北谷町謝苅にて~キャンプ桑江の光景 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

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「沖縄 誰にも書かれたくなかった戦後史」(佐野眞一著)の中で、
「嘉手納基地に隣接する北谷町謝苅の風景」が殊更イメージアップされていたので~
国道58号線を北上する読谷行きのバスに搭乗し「謝苅」を目指しましたが、
案の定、凄い渋滞で、「北前」の停留所で途中下車して約1kmは徒歩でした。

「いまにも崩れそうな零細な住宅が斜面にびっしりへばりついた謝苅の風景と、眼下に広がる嘉手納飛行場のコントラストは、……思わず息をのんだ。」(同書)
との記述に表れるような箇所を探し、キャンプ桑江から桃原公園までの往復約10km程を歩き回りましたが~
「息をのむ」ような光景には出会えませんでした。

山の斜面にへばりつく住宅街~
キャンプ地の金網フェンスの向こうにひっそりと佇む亀甲墓~
大渋滞の58号線を眺めながら青い芝生でバスケットゲームに優雅に興じている海兵隊員達~

その光景のどれもが、米軍基地に生活の地を奪われ、迫害され続けてきた沖縄の姿なんでしょうが、
この程度の光景なら~
北谷町のあちこちや宜野湾辺りでもよく見かけるような~
それ程のインパクトは感じられませんでした。


因みに、
「嘉手納基地に隣接する北谷町謝苅」は、地理上間違っているのではないですか?
「謝苅」ではなく「比謝」辺りではないですか?