京都周遊アコフェス 2026 | お茶どうぞ(仮)

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2026  京都周遊アコフェス

​今年のゴールデンウィークも京都恒例のアコフェスへと足を運んだ

音楽という生モノのライブにおいて「予定調和」ほど退屈なものはないが、今年の二日間は神様の気まぐれな演出が随所に効いた、実にブログ冥利に尽きる展開となった



京都周遊アコフェス出演者一覧


​初日からフェスの洗礼は訪れる

大橋タカシのステージ途中から会場へ到着

すでに出番は「最後の最後」で結果として彼の「ラララ」というコーラスしか耳にしてないが

「よし!観た!」と無理やり納得して俺の京都周遊アコフェスは始まった



気づけば4~5回目の邂逅となるヒサ絵

あの楽曲の世界観とMCで見せるキャラクターとの凄まじいギャップは回数を重ねるごとに妙な中毒性がある






一方、何度も観ているうちにじわじわと脳内再生が可能になってきたのがZILCONIA

この日演奏された『桜』はロケーションに映えて、その素敵なメロディが実に心地よかった








「桜」といえば中抜けしたせいで河口恭吾の最大最強のヒット曲『桜』を聞き損ねるというボーンヘッドをやらかしたのだが、ライブの神様は粋な代替案を用意してくれていた

披露されたのは大好きなRCサクセションのカバー『スローバラード』これが良かった


ちなみに河口恭吾の演奏中に会場付近を街宣車が通過するという「音の異種格闘技戦」が勃発したが、そんな予定外のノイズさえ

「僕がそばにいるよ、君を笑わせるから」

と、桜の歌詞ばりに本当にMCで笑いに変えていたのはさすがだった



GWの「義務ESCAPE」

ここ数年自分のなかで「これを浴びないとGWが終わらない」という奇妙な義務感と化しているのが、ササキオサム(MOON CHILD)の『ESCAPE』だ

熱心なリスナーだった過去はない

しかしあの鬼レンチャンでのふざけた感じから放たれるハイトーンを聴かないと、どうにもフェスに参加した実感が湧かない身体に調教されつつあるのが悔しい


ちなみに今年はリハーサルからエスケプってた





​そして近年の関西フェスで遭遇率が高く

そのたびに圧倒されるのが原田真二

自分はリアルタイムの世代ではないがステージを観るたびに楽曲そのものが持つ「時代を超越する輝き」を再確認させられる


アイドル的な偶像を剥ぎ取った後に残る圧倒的なコードワークとメロディの普遍性

その天賦の才に生で触れられるのは純粋に幸福な時間だ

今回も普遍的名曲を浴びたので次はぜひとも

『雨のハイウェイ』のあのメロウな旋律に溺れてみたいという新たな欲が湧いてきた







思い出話

かつての伝説

高橋ジョージ「ロード三連発」

​一曲の持つ普遍的なパワーといえば、数年前にこのフェスが叩き出した伝説のステージを思い出さずにはいられない


ササキオサムもリハからほとばしっていたが

高橋ジョージ「ロード三連発!」には敵わない


リハーサルで『ロード』!

本編で『ロード』!

アンコールでも『ロード』!


​一見すると壮大なギャグのようだが

これこそが究極のエンターテインメントでありプロの潔い美学!

「お前ら、これを聴きに来たんだろ?」という潔さの塊のような構成

何度聴かされても「やっぱり名曲だな」とねじ伏せてしまう力技はまさに百戦錬磨のロックスター!格が違った!



​ハプニングも聴き逃したヒット曲もすべてはあの場所でしか成立しない記憶のコラージュ

2026年のGWも京都の空には最高に不揃いで

最高に愛おしい音楽のディテールが刻まれた


​喧騒のなかでまた一つ忘れがたい街のノイズを拾い集めた気がする

そんな二日間であった