なんてことない愛しい日々よ -4ページ目

なんてことない愛しい日々よ

なによりも大事なのは日常

どもです


東京駅で時間もなくて

なんかこのタイトルよく見るなって、

迷いつつ急いで選んだ本でした



  水車小屋のネネ

津村記久子


おとぎ話のタイトルみたいですが、

水車小屋というのは蕎麦を挽くための建物で、

ネネというのは蕎麦粉の管理をする賢い鳥 

ヨウムのことでした。



ヨウム(オウム目ヨウム科)


子どもより男を優先した母親に

愛想を尽かして10才下の妹を連れて

見知らぬ土地の蕎麦屋で働いて

暮らしをたてた姉妹

理佐と律の40年間の物語です


全ての優しい出逢いはネネの居る

水車小屋を中心に展開されています。


家庭環境だけ見るとかなり過酷ですが、

2人の暮らしは前向きで穏やかで


自分たちが受けた優しさや手助けを、

後々出逢った少年にも分けてあげることへも

繋がっていきます。


卒業後もずっと、2人を見守っていた

人々の中のひとり、

藤沢先生の言葉が心に残ります。


「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」



2年前の本屋大賞2位なのか〜

大賞は『成瀬は天下をとりに行く』

選考委員の書店員さん達は

だいぶ悩まれたと思います