奈良たび 龍穴神社と天の岩戸 | なんてことない愛しい日々よ

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もう3つ目ですが、奈良たびはだいぶ長い備忘録になります。




宇陀の龍穴神社は雨乞いの神様 高龗神(たかおかみのかみ)を祀る古社です。私の写メでは全く伝わりませんが、まわりの木々がものすごく高く、厳粛な雰囲気が漂います。社と杉の落差があり過ぎて、動体視力が衰えているせいか空間が歪むような感覚があります。


善女龍王も雨乞いの神さまだそうですよ。


時間も4時近いせいか、私たちと境内をお掃除されてるおじさんと、ひとり旅の女の人だけ。この方は女高野山といわれる室生寺から歩いてここまで来られたそう。


おじさんが「奥宮へ行ってらっしゃい」と道順を教えてくださいました。それをきっかけにひとり旅の女の人:クミコパイセンとひと時ご一緒することになりました。この方、久高島も天河も20年も前から知っていて、柿坂宮司をミキティーと呼んでるところからパイセン認定させていただきました。


パイセン曰く、さっきのおじさんのようにこういう時に道標をくださるお方を「道彦さん」と呼ぶそうです。

龍穴神社の後方になる渓谷に奥宮があります。その途中の「天の岩戸」左右が阿吽の狛犬にみえませんか?

龍が住んでいるという吉祥龍穴


右手は岩肌を流れる清水 明るいです。
「これも陰陽やね〜、みんな対になってるんやね」クミコパイセンの言葉は深いです。




パイセンを近鉄の駅まで送るはずが、おしゃべりし過ぎて通り過ぎてしまいました。慌てて方向転換した正面に現れたのが海神社わだつみしゃ

そうだった!参考にさせてもらったブログに、龍穴神社へ行く前にこちらにお参りするように書いてありましたわ。


大きくはないですけど、優しい気が漂う神社です。パイセンは、「そうか、そうか、おっかさんが呼んでくださったか」と。ご祭神は豊玉姫命 


本日の旅、しゅ〜りょ〜・・・3人で川沿いの桜並木をゆっくり歩いて、橋の上でパイセンのお団子のご相伴にあずかりました。小さめのきなこの串団子でした。こういう時間を過ごしてこそ行った先の土地を感じられます。


私たちは、あっちもこっちもとパンパンに目的地を入れまくるけど、クミコパイセンのようにゆっくりのんびり旅もいいなぁ 


パイセンをホテルの近くまでお送りした後に、室生寺の匂い袋が入った袋が2つシートに置いてありました。せっかく買ったお土産を私たちに残してくれたんですよ。


クミコパイセン、ありがとうございました。