「代理的体験」とは、誰かがうまくやっている姿を観察して、
「私にもできるかもしれない」と思えてくる体験です。
私の例を上げてみますね。
私は小学生の頃、跳び箱が苦手でした。
「思い切って飛べ!」と言われても、
台の上についた手の手首を痛めるのではないかと
不安で怖かったし、
頑張って飛んでも、お尻を跳び箱の端で擦ったりして
「わたしは跳び箱が飛べない。」
と、諦めていました。
中学生になると体育専門の教師がいて、
飛び方の技術のポイントを教えてくれました。
「手をもっと前、この位置について、バーンと」
頭では飛べそうに思えますが、なかなか。
でも、飛べるようになるまで何度も練習をさせられるので、
「どうしても、飛ばなくては!」という強い思いで、
うまく飛べている同級生の姿を一生懸命観察しました。
そのうち、うまく飛べている同級生を観察しながら、
「○○ちゃんが飛べたのだから、私も飛べるはず。」
と思えるようになってきました。
そう思えるようになると、不思議と失敗の怖れや
うまくいかないことへの不安が無くなってきました。
「○○ちゃんが飛べたのだから、私も飛べる!」
その思いで、一念発起して飛んだら飛べました!!!
これが、「代理的体験」の効果です。![]()
あなたが直接に体験していなくても、
あなたに近い立場の人が、困難と思われることを
成し遂げた時、あなたもそれを達成できると思えて、
自己効力感が高まったりすることがあるのです。
あなたが目標とすることを、うまくやれている人を
観察することで、「代理的体験」をしたことになるのですね。
会社であれば、
上司や先輩をお手本にして観察することで、
あなたが必要としているスキルを
身につけていくことができるでしょう。
適切なロールモデルを見出されますように。![]()
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働く人の心の健康管理・主体的な
キャリア形成のお手伝いをしています。
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