ハートネットTV『医療的ケア 18歳の壁』。

特集 医療的ケア“ 18歳の壁” (9/7・8放送) - ハートネットTV インフォメーション - ハートネットTV - NHK

 

当事者の頑張りや希望や、ご家族や知人友人の支援。私も親として、子どもの将来がすごく不安です。自分自身の“老い”を多々感じるときもあり、今のところ行政の支援を受けながら働いている子どもの自立や将来について考えます。“生きていく・生きていきたい”と願う上で、本人やご家族が当事者にならないと分からなかった壁(相談する場所、支援の種類、支援期間の制限、断られたときの絶望感など)が沢山あることに、その都度気付かされます。

 

私は看護学生時代に、診療・看護・介護報酬に関する授業はありませんでした。病院勤務時代も、特に気にしたことはありません。ですが、介護施設等で働くと、その制度の制限(上限の低さ)に大いに悩まされることを体感します。施設の経営・運営と、利用者の安心・安全・快適な生活を支援すること、その両方の利益が比例していれば良いのですが、何故かかなり難しい。

 

①良い医療を提供しようとすると、時間外労働(医療加算には含まれない行為)になってしまう事が多い。②そうならないようにカンファレンスや職員会議をしようとしても、業務内容がパンパンに詰まっているのでスタッフが一堂に集まる時間が取れない。③結局、働く側の意欲が落ちて徐々に不満が募って退職してしまう。④新たな職員が入れば、いちから知識や技術を教える時間を要する。ようやく独り立ちして勤務を組むと、①に戻るという悪循環。

 

昨今、看護師の転職サイトなるものをTVCMで頻繁に観ます。どんな職場でも多少の不満はあるものだと理解しながらも、年齢を重ねれば重ねるほど、「今よりも良い職場はあるはず! 次こそは! 動くなら今がラストチャンス!」という思いが徐々に募って焦りも出てきます。本当に、隣の芝生は青く見えてしょうがない。

 

TVドラマ『ザ・トラベルナース』、面白かったですね。良い意味では“トラベル”ですけど、“ドリフト(彷徨う)”ナースも多いのではないでしょうか。

 

 

 

『こども性暴力防止法』について、職場でも準備が始まっています。

こども性暴力防止法(学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律)|こども家庭庁

 

『支配性・継続性・閉鎖性』の観点に重視した概要のPDFによると、私など看護師等(保健室の先生)の職種例においては下記のように記されています。

 

【対象】日常的に児童等の健康管理等を行い、体調不良時は別室で対応するなど一対一で接触することが想定される者 (①健康管理等による児童等との一定の接触から支配性、②日常的である点から継続性、③第三者の同席がない点から閉鎖性のそれ ぞれを満たす。)

【 対象外】緊急時の応急対応のみを行い、児童等との接触が短時間かつ他の職員が同席することが想定される者 (①応急対応による児童等との一定の接触から支配性を満たすが、②一時的であり、③第三者の目があるため、継続性、閉鎖性を満 たさない。)

 

児童福祉施設の看護職員であれば、当然、【対象】になります。職種例に「看護師等」はありますが、他には「スクールソーシャルワーカー」とあります。一般的な教職員やSSWの資格を持たない児童支援員も、そのカテゴリに入れて(明示して)欲しいと思います。SSWやNSよりも、そちらの方が断然、人数としては多いと思いますので。

 

ココで難しいのは、『愛着形成支援』とのジレンマでしょう。日常でのスキンシップは全面禁止。児童からのハグの要求には丁重にお断りを申し入れ、代替行為としてのハイタッチすら「コレはセーフ?」とビクビクです。言葉で伝えることが難しい場合(不穏で聞き入れられない/言語理解が困難)、スキンシップが有効的な手段になる場合もあるとは思うのですが、不穏状態を宥(なだ)める際の背中や肩などに手を添える行為にも躊躇します。

 

私の看護学校では「看護の『看』の字は『手』と『目』です」と教えられ、(感染性がある場合を除きますが)傷病者の『手当て』の際にゴム手袋をしていれば、「それは手当じゃなくてゴム当て」などと言われたものです。生身の温かさで安心や安全を伝える手法も、時代と共に変わっていく事に刹那的な感情を覚えます。

 

竹内まりやさんの『人生の扉』をしみじみと聴いています。この季節は、『セプテンバー』も良いですね。

 

 

勤務中の出来事です。ある児童が職員にこう言った場面に遭遇しました。

 

「チビでハゲでブー!」または「チビでハゲ デブー!」

 

まぁ、軽い冗談です。どこかで聞いたのでしょう。

その児童と職員の関係性は悪くありません。

しかし、悪口は悪口、暴言は暴言です。

 

私は、即座にこう返してしまいました。

「ははは、上手いねー。ビビデバビデブーでしょ?」

 

すると、職員に叱られました。

「ダメですよ、感心しちゃ。これは私(職員)のことを言ってるんだから!」

その職員は女性で、小柄で少々ぽっちゃりですが

私の意識の中では、その職員に言っているとは思わなかったのです。

ただ、言葉の韻を踏んだ(ボキャブラ天国のような)遊びだと・・・。

 

この場合、『悪口を言って気を引く』こと自体が良くないのに

『しかもソレを褒められる』という誤学習につながってしまいます。

確かに良くない対応でした。至極反省しています。

 

では、どう返せば良かったのでしょう?

そのあといろいろ考えた結果、下記のような返答を出しました。

 

<自分が面白いと思っても、聞いた相手がイヤな気持ちになるなら

 『いじめ』になるんだよ。冗談だとしても『親しき仲にも礼儀あり』。>

 

<それじゃ、「ビビデバビデブー」で相手が喜ぶ同じような言葉を考えようか。

 うーん、たとえばー・・・、『粋でシャレてるー』とか(面白くはないですね)。>

 

『暴言を認めさせて、キチンと正すこと』が職員の役割なので

面白いかどうかは、別問題なのかな。・・・難しいですね。

 

こういうのが、頭の中で瞬時に出せれば良いのですが

いつも後手後手で後悔ばかりしています。

しかも、こうして思いついても、いざ同じような場面に遭遇した時に

その場で思い出して、噛まずにスラスラと言えるかどうか・・・。

 

やはり、経験値が足りません。毎日が精進の日々です。