2003年 1月13日
コメント・言わずと知れた千葉県が誇る巨大廃工場である。
現役当時は、海外から輸入された原木を加工しベニヤ板などの合板を製造していた。
高速道路の終点から直ぐの所にあり、アクセスは非常に簡単である。
近くに民家が無いのと自分が取材した当日は休日だったので、殆ど人気は無かった。
ましてや、沿道から敷地内を見ることは不法に投棄されたゴミの山が遮っているので、一旦内部侵入に成功すればあとはゆっくりと
探索活動を行う事が可能である。
内部はいくつかのセクションに分かれていて、事務棟・本工場・宿泊棟・食堂・数箇所の倉庫があった。
ほとんどの施設は侵入が容易で、さほど侵食・腐食も進んでいない。程度は海沿いにも関わらずなかなか良好であった。
工場の現役当時に関する情報は栗原氏の本「廃虚の歩き方」を参照されたし。
探索は2時間半に及んだ。
持っていった歩数計も4000歩を越える(距離にしたら2キロ半近く歩いた事になる)という久しぶりに大掛かりな廃虚探索であった。
感想は「思った以上に良かった」
探索の合間の休憩をする時には、海辺に出てカモメの飛んでいく姿を眺めながらのタバコの一服は格別。
人の視線を気にすることも無いし、ジャリダンプが鬼のように行き交う表の国道とは打って変わって、まぁ静かな事。
今回は、この後の廃虚探索にも時間に余裕を持って行きたかったので、駆け足で写真を撮影するに留まった(ゆえに手ブレカットが多く
相当にいい画像もオシャカにする羽目になった)ので、次回訪れる時には三脚を持参の上、じっくりと時間をかけてオシャカにした部分の
撮り直しをしたいと思っている。