取材日時 2007年 6月3日
コメント・梅雨明けを待って敢行された久し振りのロバート調査団の活動が再開された。
ここ数年は休みが合わなかったり、K氏の体調がすぐれなかったり、俺が近年単独行動を活発に行うあまり、調査団としての探索は殆ど行われなかった。
しかし、時間が経てば「そろそろ久し振りにどうよ?」という話も出てくる。
元々は近代建築が好きなK氏、大型廃虚物件の探索と最近は廃屋にまで触手を伸ばし始めたTavito、互いに趣味嗜好は違えど、古い建物に魅力を感じるという所では一致する。
単独で好きなように敷地内を走り回るのも楽しいが、自分以外の人間と行動を共にするのも悪くない。
今回の探索物件は、厳密に分ければ廃虚ではない。
どちらかと言えば、管理物件でそれもかなり整備されている・・・・いや一般公開されているところも含めれば、このサイトの主旨に合わないのかも知れない。
しかし沿線に建つ諸設備、中でも「丸山変電所跡」は名の知れた煉瓦造りの近代建築物であり、多くの廃虚サイトにも紹介されている。
本音を言えば、こうやって整備される前に突入していれば被写体としての魅力はもっと上がっていたかもしれない。
最近の調査団の瞬発力(行くと決めたら、前の晩でも出発する)の衰えを痛感し、体力の衰えも痛感してしまった、灼熱のアプト道を遡行する。