取材日時 2007年 8月13日
コメント・北海道、いや東京より北に存在する発電所では、当初最大規模を誇っていた、巨大発電所。
石炭と水力のダブルで発電していた(最大6000キロワット)。しかし、相次ぐ炭鉱の閉山、原子力発電の台頭、輸入石炭の増加、環境問題と親会社の北炭の破綻のあおりを喰らって一気に閉鎖へと追い込まれた。
小林伸一郎氏の写真集には、SFを思わせるような巨大な発電設備が詰め込まれ、まさに大型物件好きの俺としては、この日が来る事を長い事待っていた。
しかし、実際はその予想を大きく裏切り、まさに空虚のみが支配する空間のみが、そこに残されていた。一歩も二歩も遅かった。