取材日時 2006年5月7日
コメント・今回の廃虚探索ローラー作戦の最終物件である。
天気が芳しくない最終日となったが、南房総エリアにはまだまだ未発掘の物件が数多く埋もれているという事をまざまざと見せ付けられ、おなか一杯大満足のシメができて、自分自身やってよかったと思っている。
さて、今物件の廃団地とセメント工場だが、場所は南房総へとダイレクトにアクセスする自動車専用道路のインターチェンジから降りて直ぐの場所にある。
自分はこの物件の前を、ツーリングで何度も通っていて、この工場が有る事は知っていた。
しかし、まさか廃墟になっているとは思ってもいなかった。
そういうケースが過去にもいくつかあったような気がする。もう少し注意して周りの景色を見ておく方がいいのかもしれない。
セメント工場の規模は中の小くらいで、こじんまりとしている。しかし、遺物が殆ど残されており、事務棟と思しき建物にはまだ現役の雰囲気が感じられ今回は接近しなかった。
その傍らにある廃団地はなぜかたった一棟だけあり、全て空き部屋となっている。
全てのドアには鍵が掛かっており開かないようになっている。ところが全てのドアを確認した結果、たった一箇所だけ中に入れる部屋があったのだ。
ドアを開け、中に入った時自分は得体の知れない異様な空気を感じたのだった。
続きはスライドショーで。
ちなみに、寄せられた情報によると、この物件、自分が突入した数週間後に取り壊されてしまったとのこと。
まさに虫の知らせだったのか、またしても貴重な千葉の廃墟が姿を消してしまった。(続く)
2007年11月現在の竹中興業跡