物件54 埼玉県 太平洋セメント秩父工場 その1 | ボヤジャントの呟き。

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2006年 5月4日


コメント・有名物件である。
去年の夏にここから数キロ離れたニッチツ鉱山に向かう途中で、偶然発見した。
前前からこの工場の存在を知ってはいたが、まじめに探すまでに時間が経ち過ぎてしまっていた。
そして、この度の廃虚探索ローラー作戦「埼玉ラウンド」にて今回の突入と相成ったのである。
下見というのが今回の探索目的だった。その理由は、この日は朝から河口湖~峰~白岩集落~現在地と、強行軍を行ってきたので流石に体力も底を尽き、日没の時間も迫ってきたから。そして明日は一日だけだが仕事がある、あまり遅くまで遊んでいると、翌日の仕事に影響を及ぼしかねないので、無理な突入は控える事に決めていたのだ。
大型連休の真っ只中、白岩の静寂から一転殆ど動かない埼玉山奥の地方都市C市は、周辺の観光地から集まった観光客のマイカーでごった返し、至る所が無政府状態になっていた。
自分はうまい事裏道に入り込み、渋滞の列から抜け駐車場のある場所に車を停める事が出来た。
機材を用意し、傾きかけてきた太陽に急きたてられるように、工場のある場所へ向かった。
そこで、思わぬ事態に遭遇したのだ。これまでの事前情報では、この休憩施設ある場所から普通に入れば敷地内に出られるとあった。
そして、隣接する工場は今でも現役で職員の出入りがあるから注意されたしとも言われていた。つまりは監視の目があるから突入の時には細心の注意をしてくださいというアドバイスは頭に叩き込まれていた。
しかし今日は事情が違った。行き交う観光客に混じって、セメント工場の入り口へと歩いていったところ、様子がおかしい事に気が付いた。
イベントやっていて、工場が一般開放されているのだ。
正確に言うと、工場の広大な敷地を解放して直ぐ近くの公園で行われているイベント目当てに来場者が乗ってくる車を、有料で収容しているのだ。
ということで、合法的に堂々と本日は敷地内に入り込む事が出来たのだ。
予想外の嬉しい誤算に、オレは「下見」という予定をすっかり忘れてしまった。

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