2004年 9月5日
コメント・当サイトには影ながら応援してくださっている方が多数いらっしゃる。
辛口のコメントを寄せてくださったり、情報の間違いを指摘してくれたり、合同探索のお誘いをしてくださるという涙モノな方もおいでだ。
そして、なんといっても自分にとって大切なお得意さんは、「タレコミ」をしてくださる方の存在である。
大手の廃墟サイトには有名が故に「ガセ」の情報が大多数を占めている場合が当たり前で、管理人の方も頭を抱えているという話を聞いた事が有る。
しかし今のところ、自分のところに寄せられる情報は全て本物で、それも「こんなの誰も気が付かねぇ~~~~YO!」
てな、かなりのマニアックな物が多い。
わくさんはキーチさん赤目さんと並んで、当サイトへのタレコミ業者として大口の得意先となっていて、新しい物件を見つけると毎度毎度DMで物件の所在地やその特徴及び注意点をもたらしてくれる、大変ありがたい方方の一人。
以前にも「茂原廃工場 千葉精機」や「富津廃旅館 アキモト」など、どこのサイトにも紹介されていないオリジナル物件ばかりを紹介していただいた。
しかし残念な事に、どれもしっかりと施錠されており内部への突入は非常に難しく純粋な廃墟と呼べるまでには至らなかった。
だからといって、窓ガラスを割ったり、鍵を壊したりして侵入などすれば、それこそ問題で「廃墟不介入の原則」に反する事になる、
以前某廃墟サイトの管理人が「ムーラン乙女の中に入って、内部の清掃をしたい」と訴えていたが、それには外壁のベニヤ板を破って突入しなければならず、
本人はそれをも辞さない事を掲示板で表明した為に、そこの掲示板は大荒れしたという経緯がある。
廃墟サイトにおいでになる方の大多数は、自ら物件内部には突入はしないが、バーチャルでその外観や内部を見てさも「自分が探索したような気分になれる」という割り切った考え方を持っている。
しかし、内部を見てみたいからといって「物件を破壊してまで突入をしてくれ」などという不謹慎極まりない考え方を持つ輩は、ことごとく糾弾される。
廃墟探索文化の不思議さと健康的な一面はここにあるとおもう。
わくさんからの情報を受け探索に臨んだ物件は、これまでは全て外観のみだった。
しかし今回は、そのかなわぬ思いに報いる日が来た。
2週連続で接近中の台風の影響で今回も天気は最悪、物件への道路はいたるところで冠水しており、
「おい・・これ無事に帰ってこられるのか?」とおもいつつ、現場に到着。
広い駐車場に普通に車を入れ、木陰で死角となっている場所に停め、装備を確認して探索を開始した。