物件25 栃木県 那須廃家畜小屋 | ボヤジャントの呟き。

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コメント・東北自動車道上り線、那須~西那須野高原ICの間にある。
仕事で毎日のようにここを車で通っていて、「なんかいい味出ている建物があるなぁ」と前前から気にしていた所であった。
建物そのものは非常に小さく、探索をするまではその使用用途が分らなかった。
民家にしてはあまりにもショボイし、物置にしてはあまりにもでかすぎる。
しかし、熟成度合いは申し分なく、雪の地方で残っている物件としては、よく崩壊しないで残っているものだと思った。
さて、前置きする内容もそんなにないので、さっそくレポに移る。


本当は蛇尾川を遡行するのが本来の目的だったが、その川への侵入口を探しているうちに、この廃屋にたどり着いた。

発見した時の言葉は、「ああ、そういえばここにあったけっか」

蔦の絡まるチャペル状態になっている。

接近するにも一苦労だ。

道路から直ぐの所なので行く気になるが、そうでなかったら白旗を揚げていただろう。

雪国にも関らず、倒壊しないでこの熟成度を保っていられるのは、
下半分がコンクリートブロックで出来ているからだろう。

しかし屋根部分の崩壊は時間の問題だと思われ。

最初の画像とは反対側に回り込むと、側に大きな木が生えていて日陰があり草の背丈も低かったので、用意に取り付くことが出来た。
これまた年代物のテレビ。
子供の頃これをガチャガチャ回して、オカンに「壊れるからまわすな!」ってよく怒られたもんでした。

内部はご覧の通り、この時点でもまだこの小屋が現役当時なんだったのか分らなかった。

一階建てとおもったら、しっかり二階部分もあったのだ。

屋根はほとんど用をなして居らず、天井の腐食は加速度的に進んでいるようだった。

足元のタイルをみて、ようやくここが家畜を飼育していた所だと分った。

このタイルの溝は、エサを置いていたのかはたまた排泄物をながしていたのか、それは分らない。

緑の侵入。

暗闇に映える緑色がやけに力強い。

遺物といっても、さしたるものもなく当時を忍ばせるようなものも見受けられないので、探索はここで打ち切られた。

以上