薬物乱用頭痛はあきらかな健康被害
片頭痛の発作の時に飲むトリプタンは、日本での発売前から、乱用になりがちであることが分かっていました。
20% くらいは乱用になります。
ここで頭痛予防作用のある、抗てんかん薬、抗うつ薬など頭痛の頻度を減らす薬が処方されます。
しかし予防作用といっても効果は強いものではなく、そのまま頭痛の頻度が増えていきます。
そうなると頸の筋肉痛なども加わり、ほぼ毎日の痛みになります。
この状態を慢性片頭痛あるいは変容型片頭痛と呼びます。
ここまでいってしまった場合には、トリプタンも、予防薬もたいして効かず、このまま半生続きます。
この状態から高率で10回/ 月以内の頻度まで脱却することができるのはボツリヌス治療が唯一の方法です。
この治療は欧米では国家承認され、標準治療として用いられています。
アジアや中南米でも、経済的に可能な人はだれでも受けられる治療となっています。
日本では製薬会社から承認申請のための臨床試験を提案してきましたが、頭痛学会は事実上、これを門前払いしました。
もちろん利権などの絡む政治的判断です。
このために慢性片頭痛患者は事実上永久人質となってしまいました。
自由 (自費) 診療なら、対応可能ですが、施設はごくわずかです。
しかし、臨床系で患者を預かる学会が、こんなことをしてよいのでしょうか。
診療ガイドラインにもボツリヌスの成績はは不当に低く記載され、一般学会員にも隠匿しようとしています。
弁護士たちは、進め方によっては学会に賠償を請求できそうだとの意見を言います。