5/24、キャノンギャラリー銀座で開かれている鈴木敏也さんの写真展「神韻縹緲」を見て来ました。
 

 
「神韻縹緲」(しんいんひょうびょう)とは芸術作品などが持っている、表現しがたいきわめてすぐれた奥深い趣のことだそうです。
私にとっては推しの神楽かな~照れ飛び出すハート・・・はおいといて。
 

 
これ、雅楽の写真展なのですが、5/24当日の朝、SNSに流れてきたお知らせを見て「あ、今日帰りに行こう」って急に思い立って行ってきたんですよ。
こういうことが出来るのもやっぱり大都市ならではだよなあとありがたく思うのでした。
 
とはいえ、写真展なんて6年くらい前に石見神楽の写真展に行って以来だし、怖そうな人がいたらどうしよう滝汗と恐る恐る入ってみるとまず「撮影&SNS OKです」の案内びっくり
えっ、写真なのに作品撮っちゃっていいんだポーン
念のため、近くにいた人に確認しちゃいました。
 
その流れで、その方が作品の説明をしてくださいました。
お聞きしなかったけど、たぶんカメラマンの鈴木さんだったんでしょうねあせる
 

 
1枚目に飾られていた↑の作品。
海外のアーティストの方とコラボした時の写真だとかびっくり
ええ~!いきなりだけどすごいことやってるな!!
 
石見神楽も他の伝統芸能とコラボとか、最近では冨永愛さんと銀座ジャックとかいろいろやってるから拒否反応はないけど、雅楽の方が敷居が高そうに思っていたのでちょっと驚きました。
 

 
こちらは私が唯一知っている「陵王」の舞。
北西の蘭陵王があまりにも美しかったため、面をつけて美貌を隠して戦ったと言う故事。
源氏物語で朝顔の君の母親が、夫の桃園式部教の宮が妾のところに通うのを黙って送り出していたのだが、実は夜中に陵王の舞を舞うほど貞淑な妻の仮面の下に嫉妬する己を隠していたのだというお話で読みました。
あ、漫画の「あさきゆめみし」の方ですけどねあせる
 

 
この「陵王」ですが、山形には全く舞も面も違う「陵王」が伝わる地域があるそうで、
 

 
↑の写真右がその2つの面を並べたもの。
どっちがどっちかお聞きしたのに忘れちゃったのよぐすん
 
 
その山形の慈恩寺でポスター撮影したときのお写真が↑だそうです。
1000年以上前の姿のままの山寺での2種類の陵王、すごく素敵ですよねキラキラ
 

 
SNSで紹介されていたのが↑の写真。
「貴徳」という雅楽だそうです。
 

 
さてここからは雅楽道友会の方に案内をバトンタッチ。
雅楽には右舞と左舞というのがあるそうで、左舞は中国系の楽舞を源流とし衣装は赤系、右舞は朝鮮や中国東北地方の舞で衣装は緑系。曲や舞台から出るときの位置などいろいろ違いがあるそうです。
 
 
曲も数え方によっては200以上あるといい、舞がなくて曲だけとか歌がつくものとかバラエティに富んでいるらしいびっくり
楽器も全部で8種類も使われているとは思わなかった滝汗
 

 
↑の写真左は聖徳太子なんだって爆  笑
 

 
写真左は猿、右は鳥。
これもあさきゆめみしの挿絵か何かで見た記憶があるけど、蛾だと思ってた・・・ゲロー
 

 
これはお聞きしなかったけど鳥っぽいなにやり
 

 
これなんか呪術とか関係してそうと思ってお聞きしたけど、言い表すのが難しくてあえて言うなら山の神みたいなものらしいです。
 

 
今でも宮中の雅楽は男性しか出来ないそうですが、雅楽道友会さんは男性も女性も参加されていて、石見神楽とは違って職業としてやっておられるそうです。
都内でも時々公開で行われているそうなので今度行ってみようかなあ照れ
 
ちなみに今回の写真展、東京は日・月・祝を覗く6/1まで、キャノンギャラリー大阪は7/16~7/27に開催されます。