きのうの虫の正体はてんとう虫でした。害はないし、てんとう虫はむしろかわいいのでひと安心。なんとか捕まえて外へ逃がしました。むやみに駆除しなくてよかったです。

 

さてと話は変わりまして。四柱推命には様々な形の命式があります。火炎土燥、金寒水冷、埋金など。

その中のひとつに晦火というものがあります。日干が丙丁で土が多く、光と熱を奪われ火が暗くなっている命式です。この晦火っていまいちイメージがしづらかったのですが、実際の自然現象の動画を見てなるほどこういう事かと。

 

 

 

 

それがこの動画です。砂嵐で昼間にもかかわらず街が暗くなっています。まさに土によって太陽の光が遮られています。これが晦火という現象でしょうね。十干に例えるとこの場合の土は「己」、火は「丙」です。己が旺じて(風に巻き上げられ)丙の光を遮ってしまっています。沈みゆく太陽が戊の山に隠れるのもそうですし、丁の灯が山や田畑の土に覆い被されて潰れるのもこの現象に含まれるのかなと思います。

 

上記の動画ではこの砂嵐を防ぐために植林していたが云々、という場面がありました。晦火の丙丁を救うには比肩劫財より木の印星で救った方がいいというのがわかりますね。この状態で自星を用いてもあまり効果がなさそうですし、それに迂闊に火を持ってきたらますます土を生じて火が暗くなります。

この場合の木は「甲」です。草花である乙では土を制する力が足りません。甲で土を抑えて砂嵐になるのを防ぐというわけです。戊己には甲の剋がないとこのような被害をもたらしてしまうし、万物創成という役目も果たせません。

 

こうして実際の自然現象を見ることで命式の風景のイメトレになります。それに十干は相生相剋して循環してるというのもよくわかります。日干を救うにはどうしたらよいのか、自然が示してくれてますね。人はそれぞれ命式中で十干に例えられていますが、人間も自然の一部なんだなと感じさせられます。