それでは、前回の続きです。
●米の直接支払い交付金
米の生産数量目標に従って生産(耕作)を行う農業者に対して、「標準的な生産費」と「標準的な販売価格」の差分に相当する交付金を直接交付します。
解説すると「減反政策に協力してくれたら、補助金をあげますよ。協力してくれないのならあげません。だから協力してね!」と言う事です。
交付単価は、15000円/10aです。
耕作面積100aで計算してみます。
減反面積:30a
自家消費面積:10a
100aー30aー10a=60a
60a×(15000円/10a)=90000円
90000円が支払われると言う事です。
ここで、前回の「水田活用の直接支払交付金」を思い出してください。
36万円に9万円がプラスされる訳ですから、農家の収入は45万円となります。
主食米を30aの面積で耕作した場合の収入は、35万5千円でしたから、10万円収入が多く成る事になります。
「有利なんだから、政府の言う事を聞きなさい!」と言う事ですね。
私としては、補助金でお金をもらうより、自分の作った作物で収入が増える方が、嬉しいんですけどね・・・
後、いくつか補助金は有るんですが、さらにややこしくなるので、ここまでにしておきます。
興味ある方は調べてください。
なぜこんな「補助金漬け」になってしまったんでしょう。
一番の原因は、JAが政府の出先機関になってしまって、独立性が無くなったのが、一番の原因だと思います。
政府のいいなりなんですから。
「農業の事は自分達で考えるから、政府は口を出さないでください。そのかわり補助金もいりません。」と言っていればこんな事にはならなかったと思います。
今JAはTPPに反対していますが、何処まで本気で反対しているのか判りません。
多分、適当な所で折り合いを付けるんでしょうね。
そして、不利な内容は農家がかぶる事になります。
そんなJAを認めたり、補助金をくれる政治家を応援したり、農家自身が自分でこんな状況にしてしまったんですが・・・