今朝の新聞のこの記事を読んで、移築されている「鍵屋」を見に行った。
江戸東京たてもの園は、小金井公園の中にあり、各地から移築された建物が保存され展示されている。この地は、地元中の地元で、現在小金井公園は、私の子供の頃から比べると3倍くらいの敷地になっている。子供の頃は、現在テニスコートなどが出来ている所は畑で、そこここに肥溜めがあった。それを超えるとクヌギ林があって、夏にはカブトムシやクワガタを取に来たものだ。
隣はゴルフの名門コース小金井カントリーで、当時はバラセン(鉄条網)がかろうじて境を作っていただけで、子供なら簡単に入る事ができた。
今年は桜の花見をしなかったので、9月初めにススキがないか探しに来て以来だ。
江戸東京たてもの園は、昔は武蔵野郷土館と言い、出土した土器が展示されたり、横穴住居の再現などがあるだけだったが、今では各地からの文化的価値のある建物が移築され、沢山の人が訪れるところになっている。2年ぶりに中に入った。
今回の最大の目的は新聞に載っていた「鍵屋」
以前にも見たのだが、今回はじっくりと拝見する事にした。
記事に載っている名士たちが訪れたと思うと感慨もひとしをである。
春は桜正宗、秋は菊正宗。かなりこだわったお店のようだ。現在は別の建物だが、名前と内装を模して、鴬谷で営業を続けているというから、一度行かねばなるまい。
久しぶりの江戸東京たてもの園では、囲炉裏に火が入り、釜戸にも火が入り、茅葺屋根から煙が立ち上り、昭和の時代を堪能できた。