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若い時に、と言っても、まだ40代後半の頃。サラリーマンだから、昼からお酒を飲むことなどなく、なんとなく昼に飲めるようになりたいと思ったものだ。
昔から酒飲みだが、「酒は夜飲むもの」との意識が強いから、朝から飲むこともなければ、昼間飲むことも殆どなかった。
50代後半になって、吉祥寺の焼き鳥屋「いせや」が12時から開店する事を知って、休みの日に散歩がてら出掛けて、井の頭公園辺りを歩いり、映画を見たあとに立ち寄ったり、昼飲みの楽しみを得られるようになった。
気がつくと、結構昼からやっている店があったり、24時間営業している居酒屋があったりして、心が動いたりする。
最初に断っておくが、昼飲んで、また夜に飲むような酒飲みではなく、昼に飲んだら夜は飲むような事はないし、朝からビールなどでも飲む事は決してない。ただ例外は旅行の時で、なぜか早朝でも、新幹線に乗るときはビールなど買い込んで、飲みながらの移動となる。それだけ旅行はリラックスできるし、特別なものなんだと思う。一人旅にはビールが似合う。(笑)
さて、そういう事から言えば、地元武蔵境駅周辺の環境が変わったのが嬉しい。北口駅前のマックの隣にある大庄水産は、前は日本海庄やで、落ち着いた構えの店だったが、今は、以前より庶民的な大衆居酒屋に変身し、昼時から多くのお客さんが入っている。
昼時のランチは、とてもリーズナブルな料金ながらボリュームがあり、12時過ぎには席がなくなるほど。多くのお年寄りが豪華な刺身定食を食べて、ご飯をお代わりする姿を見ると、なんともこのお店の良さを見たようで嬉しくなってしまう。もちろん、昼からでもランチ以外の居酒屋メニューも注文できる。
11月はじめの日曜日。いつもの焼き鳥屋「すぎはら」の常連4人で、昼から飲む事になった。ここのメインはやはり鮮度の良い魚。
刺身の10点盛りは、10種類の魚の刺身が乗っている。この日は何故か玉子焼が乗っていたので、少しがっかりだが、それでもこれで1800円くらいだから、安いし旨い。
最後に残った桶の中の大根のツマも、サラダにして盛り直してくれるし、飾りの魚の頭も、お吸い物にしてくれるのが嬉しい。(この時は、お吸い物が最後まで出てこなかったと周ちゃんが怒ってたけどね)
「魚屋さんのあら煮」
たくさんの鮮度の良い魚をたくさん捌いているから、そのアラを煮たのがこれ。
直径20センチは超える器いっぱいにあら煮が盛られている。夜食べると、煮込んだ時間が長いから、骨までトロトロになっている事があるが、この日は、注文してから炊いたようで、時間が短いせいか、味の染み方も薄かった。それでも出てくるまでに50分も待ったから、これ以上は望めまい。
これで幾らだと思う?300円だよ。
これだけで、日本酒の2杯や3杯は充分に飲める肴だ。ただし、アラの部分だから、魚をうまく食べられる人じゃなければ「食べるところがない」となってしまう。お陰さまで酒飲みになって、魚は上手く食べられるようになった。
日本酒はお馴染みの三段重ね。
下皿の上に升があり、升の中にビアタンが入る。これに一升瓶を抱えた若いお姉ちゃんが、豪快に注いでくれる。下皿が一杯になったところを注ぎ終り。
たかし君が知っていながら
「おうおう、こぼれちゃうこぼれちゃう」お姉ちゃんを茶化す。
明日は休み。
昼飯を食べに大庄水産に向かおうかな。昼のランチ「刺身定食」800円を食べながら、八海山にするか、浦霞にするか、それとも真澄にするか。
おっと忘れてた。その前に医者に行って尿酸値の検査だな。(笑)