2月18日木曜日
朝起きると 雪だった
それは予報にはない 突然の雪と言っても良かった
早めに目覚め テレビを点けると雪である事を知らされ 慌てて外を見た
外はまだ 明けていない空だというのに 雪明りでよく見えた
2月の始めにも雪が降ったが その時は身体の具合が悪く会社を休んだ時で
雪の景色も眺めていないし 雪に触る事もなかった
その明くる日 会社の構内は路面が凍結して 危険な状態
今年の寒さは 冬でも余り寒がらない私に「今年は寒い!」と言わしめ 手袋を着用させている
もう雪が積もる事はなかろうと思っていたのだが またまた東京は雪国とかした
傘を差さずとも歩けるようないでたちで 外に出る
バックからカメラを取り出し 通勤の途中でレンズを向ける
そこはもう 雪国東京
雪の多い地域に住んでいる方には どうと言う事のない風景かもしれないが
東京では滅多にお目にかかれない光景
電車は動いているだろうか バスは通りに来るだろうか 滑って転んだりはしないだろうか
誰もがそんな思いで 通勤や通学に向かう
今年はじめて触る雪は サラサラと軽かった
何となく匂ってくる雪の匂いは 空中の それも少し汚れた都会の空気を清浄化してくれているようだ
9時を過ぎ 10時近くには雪はやんだ
昼からは太陽も出て 仕事場から帰る時刻には まったく朝の景色のような場所はなく
それこそ 雪の欠片さえも見えなくなっていた