ミャンマー 中古車事情 | BOSS日記

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(有)岡野自動車商会会長のブログ

最近の一カ月はずっとミャンマーに車を輸出する事ばかりに気をとられている。。
あるきっかけでいち早く情報を頂いて、車を仕入れたので何とかして、継続的なビジネスに繋げたいと思ってます。
だけど、ミャンマー政府の対応が、あまりにも超行き当たりばったりで困りつつ笑ってしまう。
ルールや規制が、ほとんど後付けなんだよなぁ・・
例えば、
9月19日から輸入許可証を持っている人の名前で、直接日本の売主にドルで振り込んで中古車を買えるようになった。
しかも、この法律の公布は1週間前の9月12日だ(-_-;)
でも、法律上は外貨の所持が規制されていて事実上ドルで振り込めない。それで10月1日になって、公認外貨両替所を開設している。しかもレートがよくて、闇両替でないので人が殺到し大混乱。1週間ほどで「輸入許可証」を持った人に限って両替出来る事になる。
古い車を解体した代わりにもらう輸入許可証は2002年までの右ハンドルだが、次のプロジェクトは2005年以降の左ハンドル
だそうだ。(危ないなぁ・・・)
結局ミャンマー国民も、少しルールが落ち着くまで様子を見ているのが、実情の様だ。
大体最初は$3500までって言っていたのが、ものの一週間で$5000までOKに変わってしまいましたからね。
(実情は表向きだけ$5000で、別の形で追い金してでも高級車を買いたがるが・・・)
大体その情報に基づいて最初の25台を買ったから、僕は安いのしか持っていない(-_-;)

RORO船(車専用船)を待ちきれなくて、コンテナで送った人達は、荷受け拒否でコンテナごと日本へ返されたという情報もある。(没収されなかっただけマシかな)。
あらゆる事が想定されている日本とは違い、色々決まってない。で、見込みで行動すると罰せられたり、没収されたりする。
コンテナで送るなんて、僕も4~5台まとめて売れてたらやってたかも知れないものなぁ。

まぁそんな感じですが、少しずつでも、民主化、市場開放 しています。
縮小する日本経済より何倍も面白味ありそうで、その辺見極めながらやってみたいと思います。

写真はミャンマー人に人気のハイラックスサーフ 僕の持っているのは1997年式で、彼らが欲しいのは1999年式
そこに100万円以上の価値の差を付けてしまうのには閉口してしまいます。
僕のこれは70万円でいいっていってるのに、20万キロも走った1999年式が200万円出してでも欲しいらしいです ((+_+))