7月31日に研究室の新歓が近所の居酒屋で行われた。
1次会、2次会、3次会と翌日まで続く新歓。ハシゴするたびにつぶれた面子が減っていく。
3次会が早朝5時に終わり、家に向かう。
最近、悩みが多く、浴びるほど飲んだのにもかかわらず、酔えなかった。
家に着くとドアの前の地面に蝉がひっくり返っていた。
足が動いた気がして、さわってみた。
手足を動かして俺の指に抵抗している。
蝉が力尽きるのを待っている。
死を覚悟してんのかな。
もう一度指で触ってみたら、
最後の力を振り絞って、塀を越えて隣の家の木に飛んでいった。
ものすごい超低空飛行で。。。
蝉は成虫になってから1週間の命。
俺は23歳。蝉の寿命で考えるとまだ2日目に入ったばっかり。
人生これから。最も生き生きしている時期じゃん。
蝉は元気よくしょんべん飛ばしまくっているって言うのに、
俺はクヨクヨくよくよ落ち込んで。
情けない。
悩むことはいいことだと思う。悩まなければ人は成長しない。
だけど、必要以上に悩みすぎて落ち込むのはよくない。
蝉の超低空飛行で飛んで行く様を見て、
前向きに悩みと付き合おうと思えた。
23歳の悩みなんて、宇宙には何の影響も与えませんっと。