【人にメッセージを伝える時に大切なこと】
「あなたは⚪︎⚪︎だ!」と決めつける言い方が一番良くないですね。はっきり言って最悪です。これ、わたしは何度もやられてます。以前学びの場にいたとき主催者にさんざん決めつけされました。当然心は傷つきます。人格否定とも取れますから。「あなたは⚪︎⚪︎な人である」これはあくまでそれを口にした人の主観から出る言葉で事実とは異なる場合が大変多いんです。わたしは夫婦のコンサルタントでもカウンセラーでもありませんが夫婦間でこれをやっちゃうととんでもないバトルになるし断定された相手は深く傷ついて修復不可能になってしまうケースも出てくると思います。例えば今朝わたしは夫と一人の息子の話をしていたのですが、この息子は少し自己中だなと思われる言動があったりします。彼女が具合が悪いとか風邪をひいて熱があるというときでもお世話をしてあげるとことができない。これは特に息子に限ったことではなく男性には人の状態を推し量ったり誰かのお世話をする脳の働きがないかも知れません。わたしの夫もかつてわたしが風邪を引いて高熱を出して寝込んでいるときに喉が渇いてお水を持ってきて欲しいと思いながらも動けずに横になっているのに「大丈夫?具合はどう??」などと一度も部屋を覗きに来なかったところからも男子の特徴として人のお世話をすることは苦手であることが読み取れます。夫のことはともかく息子のことを「思いやりとか人のケアとかができない子なんだな〜」と話していると夫はわたしを見てへらへら笑いながら「あなたと同じだ」と言うのです。夫がぎっくり腰のときに腰に薬を塗布したり湿布を貼ってケアしてあげたり痛みが止まる天然成分から作られているサプリをとるように勧めたりインフリエンザとか風邪とかで苦しんでいるときにも本人が所望する電解物質入りのドリンクやオレンジジュースなどを買ってきて飲ませてあげたりお腹の具合が良くないと言えばヨーグルトを用意してあげたり先月は休校だったのと春休みに入ったのとで有給を使い切ろうと有給を使って早く帰って来たら夫が手の関節の痛みを訴えるので「調べてもらえば安心するからちゃんと見てもらおうよ」連れて行ってあげるよ、一緒にクリニックに行ってあげるよと説得してわざわざ医者に行くのに車を運転して付き添ってあげました。せっかく早く家に帰ってゆっくりくつろごうとお休みを取って早く帰ったにもかかわらず!です^^;これまで夫をはじめとして家族のことはかなりケアをしてきた自負があるにもかかわらず「あなたは人に寄り添えない人だ」と決めつけられたらどうですか?傷つくと思いませんか?実際とっても傷つきました(T.T)...それでも彼の言い分はわかるところもあります。彼の言う「寄り添えない」の意味はこういうところから来てるのだと思います。今回のコロナウイルス感染拡大の危機が世界を震撼とさせている中で彼はいろいろな不安を募らせています。言い知れぬ不安。だれにも起こりうることです。わたしも経験しています。今年新しい年が開けてからしばらくしてわたしには根拠のない不安に包まれていました。仕事を辞めると決めていて昨年は期間採用試験も受けないでいました。なんらか仕事はありがたいことにいつも向こうの方からやってきたので何も心配はいらないはずなのになんだか不安で眠れない夜が幾晩もありました。でもそれをわたしは夫には話していません。言ってもわたしの感情や感覚を理解することはできないだろうし自分で乗り越えることでしかこれをかき消すことはできないと思ったからです。自分で発振している感情やエネルギーは他のだれにもコントロールすることはできなくて自分で手放すしかないことを経験上分かっていたからです。ところが夫は今回のパンデミックでネットの報道や情報にすっかり飲み込まれて不安になりパニックアタックのような症状を真夜中に発症しました。それでもう丑三つ時を過ぎてるというのに、不安を解消するために一緒に散歩してくれないかとわたしに要求してきたのです。翌日の仕事に差し支えるのとわたしの疲れはマックスだったのと自分自身に心に余裕がなかったこともありわたしはそのお願いを断って眠りにつきました。夫は手を酷使しすぎて陥った腱鞘炎をリュウマチかもしれないとか自分の食生活のルーズさからせっかくダイエットしてスリムになったのに食事がだらしなくなり運動習慣も止まってしまってまた太りすぎになってしまいました。そしてそのせいでさまざまな体調不良に悩まされるようになったのに「糖尿病かも知れない」「前立腺のガンかも知れない」今回のパンデミックによる不安から喉に違和感、異物がある感を異常なほどに深刻にとらえて「悪性の腫瘍が喉にあるのかも知れない」とわたしには内緒でカメラを飲む検査を受けに行くほど健康不安を持つ傾向があります。わたしはありがたいことに基本とても健康なのでここ数年風邪もほとんど引きませんしインフルエンザにもかかりません。インフルエンザに罹患した夫が隣で寝ていてもかかりませんでした。基本「病は気から」を信じているので健康不安は持ちません。もちろん不調が出ることはあります。不完全な肉体を纏っているのでときどき体調不良はあります。数年前から耳鳴りはしますし四十肩になってペインクリニックに通ってたこともあります。原因不明のひざの痛みで整形外科に行き注射を打ってもらったこともあります。身体の具合が悪くならないなんてことはありません。ふつーに人間ですから・・・。ただ夫みたいに大騒ぎしないだけですwwそれなのに「人に寄り添えない人だ」なんて言われたら、本当に傷つきます。では、人にメッセージを伝えるときどういう言い方したらいいんでしょう?人を傷つけないで自分の気持ちを上手に伝える方法ってあるのでしょうか?それが実はあるんです。それは「わたし」メッセージです。「わたしは⚪︎⚪︎のように感じる」わたしの夫は「あなたは人に寄り添えない人だよね」と言いました。わたしは夫が身体の不調を訴えたとき自分の体調を考えて寄り添わないときも確かにありました。しかし!!寄り添って面倒を看てあげたときの方が圧倒的に数えきれないほどたくさんあったのです!夫がわたしに寄り添わなかったときの不満を持っていたとしたら「ぼくが不安に思ってたときに寄り添ってもらえなかったように感じてすごく心細かったし寂しく感じちゃったんだよね」と言ったらどうでしょう?「あなたは人に寄り添わない人だ!」と言われるようり、「ぼくはあのとき突き放されたように感じて不安で寂しく感じちゃったんだ・・・」と言われたら「あーごめん、あのときは疲れてたからねー今度からは気をつけるね、冷たくしちゃってごめんねー」って素直に謝ることができたと思うし傷つくこともなかったと思うのです。人にメッセージを伝えるときには是非「わたし」メッセージで伝えるようにしてくださいね。これは特に教師にも言えることです。とかく「お前は⚪︎⚪︎だ!」たとえば「お前はいい加減な奴だ」「お前はだらしない奴だ」決めつけて言ってしまう先生いないですか?これは人格否定になりますし、人権侵害と考えられても仕方のない言動だと思います。是非怒りに任せて頭ごなしに「お前は⚪︎⚪︎だ!」と叱りつけたりせずに「わたし」メッセージを使うようにしてみてくださいね^^v