私は今年にＦＸを始め、片っ端から口座開設していろいろ試運転しながらベンチマークしてみました。私のトレードスタイルを踏まえ、かつベンチマーク結果を考慮したＦＸ業者のレビューを書いてみます。経験は浅いですからその辺は割り引いてください。
その前に私のトレードスタイルについて。200万を低レバ・スワップ目的、残り（約400万）を短期投資の為替差益目的という風にボンヤリと考えていましたが、どうも自分の性格的なものもあり、自分にはスワップ目的の投資は無理みたいです。先般の異常な円高を目の当たりにしたというのもあり、私の性格上、為替差益の含み益がガンガン減ってもポジションを継続するなんて無理だと思います（もっとも、先般の動きは数十年に１度のエグさ、とも考えられなくもないですが）。従ってスワップを意識した資金は今後削減するか閉じてしまうことになると思います。
また、短期投資としてはほとんど円の動きばかり注視しており、従ってクロス円しかトレードしていません。クロス円でもボラが高いGBP/JPYやAUD/JPYがほとんどです。そういう意味では通貨ペア豊富というメリットは自分にとってはメリットではありません。まあ、今後、幅を広げるかというと可能性はなくはないと思います。
選択のポイントとしては下記が考えられます。
１．手数料・スプレッド
２．スワップ（受け取り方式含む）
３．レバレッジ
４．情報ツールやトレードシステムの充実度
５．システム安定性
短期投資では１・３・４、長期では２が重要視されるかと思います。が、軽視されやすいものの絶対に軽視できないのは５です。この辺は後で書きます。
短期投資で総合点が高いと思うのは下記の業者です。
■みんなのFX
（パンタ・レイ証券）
■マネーパートナーズ
■FX Online
■外為どっとコム
トレード画面は「みんなのＦＸ」が最も使いやすく、事前にロットサイズやスリッページの設定が行え、注文画面も機動力が高く速攻で出すことができ短期投資用の飛び道具としては向いていると思います。ただしチャート系が弱く、たまにシステムが重たいことがあります（増強しましたとメールが来ていましたが、そんなに変わったか？）。また、スプレッドは広告上は群を抜いていますが、広告並みの幅になっているときは相場がかなり落ち着いている状況で、実際はもうちょっと広がっているケースが多く、また荒れ場では他の業者より広がっていることがあるので、この辺が安定しないのがなんとも痛いです。
マネパは情報ツール（HyperSPEED）がカスタム性に優れており、平常スプレッドはAUD/JPYが5銭、GBP/JPYが8銭ぐらいで他と優位性があり、最も私のトレードとマッチしています。ただしHyperSPEEDはインストールが必要なのと、ネットワーク状況が悪くなるとソフト自身が落ちてしまいうっとうしいです。
ツールという点ではFX Onlineも見逃せません。この業者はWEBからの注文がなく、専用ソフトのインストールが必要です。これをメリットとみるかデメリットとみるかは人それぞれかと思います。個人的には、接続中にLAN設定を変えてもFX Online側も落ちずに切り替わるので気に入っています。また、モバイル（携帯）トレードの機動力は最も優れており、iアプリから注文できるのでうっとうしい画面遷移もないため、モバイル中心の人には非常にお勧めします。ただし私が良く仕掛けるAUD/JPYのスプレッドが8銭なので、そこが痛いところです。
情報ツールという点では外為どっとコムが最強だと思います。チャート確認のiアプリもありモバイル環境は良いですが、ここから注文はできません。また、短期投資では「トレード口座」を用いることになるかと思いますが、こちらは金曜クローズで強制全決済になるのでここをどう見るかです。スプレッドやレバレッジも他に劣ります。（ただレバレッジは50もあれば十分と思いますが・・・）
以上より、私は現時点は過渡期ながらも、PCでは「FX Online」（会社）または「マネパ」のHyperSPEED（自宅）でチャートを見ながら、「みんなのＦＸ」か「マネパ」からトレードを行っています。また、携帯では「外為どっとコム」のツールでチャートを見ています。
スワップを念頭に入れた低レバレッジ投資では、
■セントラル短資
セントラル短資のいいところは業界最強のスワップの高さもありますが、毎日スワップが確定益として入金されるところです。これはうまく使えば税金対策（年間２０万以下の確定益は申告不要）もできますし、また長期運用で得たスワップで新たなポジション構築も可能です。ただしモバイル画面は注文変更ができないなどかなーり使いづらく、そこが痛いところです。
以上でレビュー終わり・・・としたいところですが、ここ最近発生した「システム不安定のリスク」を追加します。先般の破壊的な円高劇により取引件数が膨れ上がったことから、各社でシステム障害や不具合が多数発生しています。例えば、ログインすらできないメンテナンス状態に陥る（マネパ、トレイダーズ）、システムが異様に重くなるばかりか、約定通知がかえってこない（セントラル、ひまわり、他）、スプレッドがガバガバに開く（マネパ、みんなのＦＸ）等の事象が発生、特にログイン不能に陥るというのは投資家はたまったもんではありません。
こういう事態を想定して「口座のバックアップ」を講ずることの重要性を再認識しました。資金は複数の口座においておくようにしたいものです。また、凄いなと思ったのは
で、ここだけはこれだけの異常事態でもまずまず快適に操作できるだけでなく、スプレッドも平常と同様。さすが「システム安定力№１」を謳っているだけのことはあると感動しました。この要素は軽視できないです。
また、業者によっては信用が低いところもあり、昔はFX会社自身が焦げ付いて、個人が出金したくてもできず、分割払いになるのはマシなケースで、帰ってこないなんてこともあったみたいです。あまり怪しい業者も考え物みたいです。
【今週のＦＸ】
金曜にGBP/JPYを少しショート＋ロングで往復デイトレさせただけ。
【現在のポートフォリオ】
（株式）
買建：ニッシン債権回収(8426.T) @22560*40
（ＦＸ）
なし
【評価資産推移（千円）】
（株式）前日比：前年比（税引後）
45738(-284) [-0.62% : +97.73%]
（ＦＸ）前週比：前年比（税引前）■週末のみ更新します
6081(+79) [+1.31% : +52.03%]
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