一口にヘッジファンドといいますが | リーマントレーダーの株式投資千夜一夜

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サラリーマンの勤務中サボリトレードで夢はアーリーリタイヤメント!のはずが現在は起業し事業活動中、めんどうくさいのでタイトルは変えていません。FXやCFD、不動産投資についても書いていきます。

世間を飛び交うキーワードとして「サブプライム・ローン」そして先週木曜・金曜で「ヘッジファンド」というキーワードが飛び交いました。


ヘッジファンドという用語は定義がはっきりしない(まちまち)の一面がありますがかなり世間に根付きつつあるようです。株式投資を冗談程度にやっている人でも今日ヘッジファンドの話をしていました。市場影響力がかなり高いことはかなり認知されているようですね。


気をつけたいのは、我々は「外国人=無敵」「外国人=ヘッジファンド」のような錯覚を時にしてしまうということです。もっとも、日本市場のトレンドを事実上握っているのは事実ですし、彼らが総じて2003年から継続してきた買い越しスタンスが一転して売り越しスタンスに代わればとんでもないことが起こることは間違いありません。


ヘッジファンドの中には、ポンド危機やアジア通貨危機を仕掛け歴史の教科書に掲載されるに至るようなジョージ・ソロスのようなものもいれば、今回のサブプライムでファンドをぶっつぶしてしまうものもあり、偏った相場の見方は危険と思います。またスタンスも、タームの長い・短い(短いものは一説には仕手戦ばかりしているとか)、順張り逆張りといろいろあることかと思います(総じて、順張りが多い気がしますが・・・)


またロングショート解消の動き(鉄鋼・非鉄・海運・商社など VS 銀行を中心とした内需)が取りざたされますが、外資系のL/Sのシステムトレードは、我々個人投資家が考える以上に進化しているらしく、例えば日本市場内でのセクター間にとどまらず、現先、商品など他市場は当然ですが、さらに時差もなんのそので国境を越えた市場間(例えば、中国銀行ロングVS日本銀行ショート、とか)、もっと緻密なものではセクター内の複数銘柄(例えば、昨年末の新日鉄ロングVS住金ショートなど)もあるようです。個人投資家の間でもシステムトレードが結構話題になっていましたが、彼らからすればこんなものはシステムトレードでもなんでもないことでしょう。


先週の個別銘柄の変な動きは昨年冬頃からの相場を理由付けるのに非常に勉強になるものが多く、洗いざらい見てみると、ひょっとしたら先の資金の流れに敏感になれるかもしれません。意外だったのはCAあたりの底値売りはまた個人の投げかと見ていたら、かなり個人が買いに来ており、どうもロング組成していた何者かの売りだったようです。新興で負けているのは個人投資家だけはなかったようですね。


今日のところはリバウンド地合でストップ高銘柄も続出でしたが、やはり17000手前で失速、為替動向もまだ緊張感があるため、継続性はなんともいえないところです。


【本日のトレード】
本日はにわかデイトレが多いであろうことから、するすると上昇後にどっと利食いが出て力尽きる展開を予想していました。まあだいたいそんな感じではあったものの、寄り付き前に一気に買い注文が飛んできたり、225先物の急上昇には正直驚き。しかしながらうさんくささ満点・・・といってもここまで激しくリバウンドするとは想定外でした。


17000はまあ無理でしょうし、いかにもやり過ぎ銘柄も続出していましたから、寄り後の上昇はこぼしたものの、ショートで入るにはまあまあ攻めやすかったです。


もちろん、持ち越しは外部環境からどっちに飛んでもおかしくない状況、バクチになってしまうスイング勝負をやる気はありません。ただデイトレをやるにしてもこのメチャクチャな動きは難しいです。


・寄り付きにプリヴェを買ってみました。
・ショートはブイテク、日本金属工業、日本治金、乾汽船、三菱マテリアル。特に日本金属工業は幸運にも529とグッドタイミングで入れました。三菱マテリアルは踏みましたが他は大引け手前まで粘ってなかなかの成果。ブイテクは決算恐怖がピークに達する明日まで持ち越し。



【現在のポートフォリオ】
(株式)
買建:プリヴェ企業投資HD(6720.T) @51*40000
売建:ブイ・テクノロジー(7717.T) @222500*10


【評価資産推移(千円)】
(株式)前日比:前年比(税引後)
46060(+496) [+1.07% : +99%]
(FX)前週比:前年比(税引前)■週末のみ更新します
5672(0) [0% : +41.8%]


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