こんばんは。元谷です。
半年に1回ぐらいのペースで、雇用関係の特集をしているプレジデントの最新号(2011.3.21号)「見捨てられない働き方」の中で、「検証! なぜ人は46歳が一番不幸なのか」というページがありました。(著者は、マネックス・ユニバーシティ社長の内藤 忍氏)
イギリスの経済紙「The Economist」によると、あるアメリカでの調査で自分の幸福度を自己評価してもらったところ、平均で46歳の時が一番不幸という結果が出た。
内藤氏によると、この年代は家庭内でのトラブルがあったり、健康面でも生活習慣病や老眼といった不安に加え、仕事では先が見えてきて、キャリアアップできる人とできない人の二極化が始まる時期である。
また、この年代はバブル世代でもあり、いまだに右肩上がりの感覚や生活習慣を忘れられない人が多い。
ちなみに、諸外国では、46歳を境に幸福が増していくのに、日本ではU字回復が見られない。
これは、諸外国では40代半ばでの様々な現実に対して柔軟な思考でその現実を受け容れられるようになるのに対し、日本人は「自分はこのままでいいのだろうか」という不安を感じながらも、何をどう変えればいいのかわからないから問題を先送りしているせいだと内藤氏が指摘している。
本当の理由は、100人100様であると思うが、日本人の幸福感が40代以降右肩下がりというのは、非常に気になる状況です。