Fammでwebデザイナー、母子家庭の生活費はまかなえる? | 母子家庭の生活保護と補助金

母子家庭の生活保護と補助金

母子家庭の生活保護と補助金について、解説します。

厚労省の調査では、母子家庭の母親のうち就労している割合が80%、正社員とパート・アルバイトの割合は半々で推移しているようです。

母子家庭の平均年収は200万円ほどで、女性全体の平均が300万円ほどと比べると、ワンオペで育児と就労をこなす困難さが伺えます。子供が小さい頃は、特に家から離れての就労は困難であり、在宅勤務に興味を持つ方も多いでしょう。

ここでは、Fammによりwebデザイナーとして働く場合の注意点などについて解説します。

 

Fammでwebデザイナーを目指すには

Fammで行われるスクールでwebデザイナーとしてのスキルを身に付ける事で、在宅で十分な報酬を得る事が出来ると考える人も多いでしょう。
 
さて、スキルがあっても仕事がなければ収入にはなりません。在宅でwebデザイナーとして活動する場合、仕事の発注元としては、

・リモートワークに対応した会社のwebサイト等の管理部署
・今まで勤めていた会社のHP管理等
・知人などの紹介
・クラウドソーシングの業務

などが挙げられます。各々について考えてみましょう。

まずリモートワーク対応の会社に入社する場合、フルタイムの勤務は難しいと考えるべきでしょう。

リモートワークは在宅で勤務しますが、あくまで労働基準法上の社員ですので、勤務時間に従う会社員としての労働になります。同時に子供の面倒を見られるような、隙間の多いものではありません。

今まで勤めていた会社のホームページの管理などを在宅で行う場合はどうでしょう。あなたの事情を理解した上で、業務委託としてくれるなら、大変条件の良い仕事になると考えられます。

ただ、関係が円満であれば良いですが、そうでない場合は注意が必要です。

納品したものへの過度なリテイクや、報酬の支払い遅延などで、結果として時間当たりの報酬が極めて低くなる場合も考えなければなりません。

知人の紹介はどうでしょう。

例えば、「友達の店のホームページを作って欲しい」「サークルのwebの管理をして欲しい」などの場合です。

こちらは、会社の業務委託よりも、一層問題が起こりやすいと考えておきましょう。

あなたが、Fammでスキルを身に付けwebデザイナーになったばかりの初心者である事を知りながら知人が依頼するという事は、市場価格よりも安く作って貰う事を期待している筈です。

それどころか「あなたにも勉強になる筈だから、タダでやって」というのも、ない話ではありません。

会社なら契約終了で終わりですが、「せっかく紹介してあげたのに!」など、余計な人間トラブルが後を引く可能性もあります。

クラウドソ-シングは競争が厳しい?

ランサーズやクラウドワークスなど、クラウドソーシングの仕事依頼サイトはどうでしょう。

こちらでは、日々、Webデザインなどの仕事が業務単位で発注されます。あなたは、これらを見て良さそうな仕事に提案したり、即時納品する事で報酬が得られます。仮払いなどのシステムで、未払いのないよう工夫されており、悪質な発注者については運営を介して対処を求める事も出来ます。

恐らく、Fammなどのサイトで「空き時間で出来る仕事」として例に挙げられているのが、これらの業務でしょう。実際にサイトを覗いてみると、確かに数十万円単位のWeb作製の依頼が募集中の場合もあります。

ですが、よく見るべきなのは、その依頼にいくつの提案が集まっているかです。

クラウドソーシングで発注される仕事は、しばしば他の人と取り合いになります。人気のあるものばかり狙って受注できず、そのまま活動しなくなる人も少なくはなくはありません。

時間が自由になるのは間違いありませんので、副業と割り切って、本当に空いた時間に覗いて、何かあればその場で納品するのが無理のない利用法です。

在宅勤務はよく考えて

在宅勤務は魅力的ですが、ずば抜けたスキルがない限り、出勤して勤務するより時給単価は低くなると考えるべきです。

社員であれば急な子供の不調などの場合、有給休暇を取る事もできますが、請負業務の場合、母子家庭である事情を汲む事はまずなく、何があっても納品が求められます。

普通の人であれば、育児の時間を確保出来る範囲でパートや時短勤務として出勤するのが、最も効率が良い稼ぎ方なのです。

その後子供が成長して手間がかからなくなり、大きく時間が空いたけれど会社としては勤務を伸ばすほど仕事がない、そんな時もやって来るでしょう。

それが、Fammで得たWebデザイナーのスキルで副業を行い、大学受験に向けたより大きな出費に備える、そんなタイミングではないでしょうか。