先日 友達からもらったという
奥田英朗さんの本 『 邪魔 上・下 』 を紹介しましたが
( 過去記事 → 友達の置き土産 )
さらに引き続きこちらも紹介。
『 最悪 』
奥田英朗さん 著
この本も、前回同様 友達の置き土産です。
内容は
全く無縁だった3人の登場人物、
真面目に生きている小さな鉄工所の社長 と
家族問題とセクハラに悩む銀行員女性 と
定職につかずパチンコ店にいりびたる男 が
偶然にも一緒に出会ったとき 彼らの運命は
どんどん 転がり落ち始める。
「どうしてうまくいかないんだろう」 という思いを胸に・・・
と、ちょっと 前回紹介した 『 邪魔 』 に似ている感じもしますが
こちらも面白かったです。
特に 鉄工所社長の板ばさみな日々、なんともいえぬ
苦しさと歯がゆさが伝わってきて 読んでいて私も歯がゆくなってしまいました。
友達オススメのこの著者、読んだのは2冊だけですが
両方とも 「自分の意思とは関係なく人生が転落していく」話で
なかなか鋭い視点で 書かれた本でした