もう一つ紹介 | ボストン生活

ボストン生活

アメリカのボストン在住。                
素朴な日々の事、街のこと、時々猫の事などを書いています。

先日 友達からもらったという

奥田英朗さんの本 『 邪魔 上・下 』 を紹介しましたが

( 過去記事 → 友達の置き土産

さらに引き続きこちらも紹介。


本「最悪」





   『 最悪 』

   奥田英朗さん 著













この本も、前回同様 友達の置き土産です。


内容は

 全く無縁だった3人の登場人物、

 真面目に生きている小さな鉄工所の社長 と

 家族問題とセクハラに悩む銀行員女性 と

 定職につかずパチンコ店にいりびたる男 が

 偶然にも一緒に出会ったとき 彼らの運命は

 どんどん 転がり落ち始める。

 「どうしてうまくいかないんだろう」 という思いを胸に・・・



と、ちょっと 前回紹介した 『 邪魔 』 に似ている感じもしますが

こちらも面白かったです。


特に 鉄工所社長の板ばさみな日々、なんともいえぬ

苦しさと歯がゆさが伝わってきて 読んでいて私も歯がゆくなってしまいました。


友達オススメのこの著者、読んだのは2冊だけですが

両方とも 「自分の意思とは関係なく人生が転落していく」話で

なかなか鋭い視点で 書かれた本でしたビックリマーク