ディズニーリゾートをお散歩してると、本当に現実を忘れてしまいます


「訪れる人に現実を忘れさせる」というのは、ディズニーリゾートの根本的なコンセプト。
そのためにかけられているディズニーの「魔法」はどれも本当に素敵。

例えば、パーク内から外の景色は見えません。ディズニーランドから学校が見えたら、子どもたちは宿題のことを思い出してしまうかもしれませんし、道路が見えたらお父さんが帰りの長い車の運転のことを思い出してしまうかもしれません。パークの中にいる間は外の景色を遮断して、現実を忘れさせているんです。

また、パーク内はお弁当の持ち込みが禁止されています。お出かけにはお弁当!という日本では当たり前のような光景がディズニーでは×。実はこれも気遣い。お母さんに対してです。多くのゲストはディズニーリゾートに来る際、早いお出かけになりますから、お母さんが朝早く起きてお弁当を作る、ということになってしまうと、夜まで遊ぶであろうディズニーリゾートを、お母さんが疲れて十分楽しめないかもしれません。パークに来る時は、お母さんも楽しんで、というわけです。

もう一つ。現実を忘れさせるために「時計を出来るだけ配置しない」というウォルトディズニーがかけた魔法があったのですが、これは現代のディズニーランドでは解けてしまいました
そう。ファストパスの導入です。ファストパスによってゲストは常に指定される時間を気にしなければならなくなってしまいました。アトラクションを少ない待ち時間で楽しめるようになった代償とでも言いましょうか。

ウォルトはディズニーランドの長~いスタンバイ列のことをものすごく考えていました。少しでもゲストのストレスを解消するために、心理学の考えを用いて列をクネクネさせて視覚的に列を短く感じさせたり、列に並んでる間にもさまざまな仕掛けを施してアトラクションのストーリーにゲストを取り込んでいくようにしたり。ファストパスで列に並ばずスイスイっと乗り場まで行っちゃうと、ディズニーランドがただの遊園地になっちゃうような気がします はぁ。だから嫌いなんだよなー、ファストパスw




パーク内のあちこちに設置されている水飲み場ですが、必ず二つセットになっています。
1つは低く、もう1つは少し高い位置に飲み口があります。そう、お母さんとお子さんが一緒に飲めるようにですね。さらに素敵なことに、一緒に飲むと顔が向きあうように設計されています。恋人同士でもグッドですよね。
良く考えられてます。
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もともとここの船着き場は1922年に設立されたJungle trade Co.(ジャングル貿易会社)という会社のもので、交易港だったのですが、河の氾濫により水の流れが変化してしまい、大きな貨物船が入港できなくなってしまいました。そこで会社のオーナーは貿易事業から離れ、新しくJungle Navigation Co,LTD(ジャングル探検会社)というツアー旅行会社を設立。長年の夢だった冒険旅行の会社を作ったのでした。これがジャングルクルーズです


とはいえなんせ急遽だったものですから、オーナーは会社の人集めに苦労したようで、知り合いの探検家や学者、医者にまで声をかけ、ツアーの案内人として雇ったのでした。ボート1艘1艘がどれも個性的なのは、彼らの趣味や本職が反映されているからです。


ボートの名前と船長の職業一覧
AMAZON ANNIE ライフガード
CONGO CONNIE 探検家
GANGES GERTIE 釣り人
IRRAWADDY IRMA 探検家
KWANGO KATE 写真家
NILE NELLIE 探検家
ORINOCO IDAE 画家
RUTSHURU RUBY 収集家
SANKURU SADIE 探検家
SENEGAL SAL 探検家
VOLTA VAL 探検家
WANBA WANDA 医者
ZAMBESI ZELDA 生物学者


「船長」は英語でSkipper(スキッパー)。ジャングルクルーズの前にある、ターキーレッグを販売しているお店「スキッパーズギャレー(Skipper's Galley)」は、スキッパーを引退した案内人が始めたお店です。ギャレー(Galley)とは飛行機や船の中にある調理場のこと。このお店は陸上にあるので本来はギャレーではなくスキッパーズキッチン(kitchen)が正しいのですが、きっと船に思い入れのある人だったのでしょう。お店自体もボートのパーツを解体して作ってあります。
同じようなものでは、フック船長のピザ屋さん「キャプテンフックスギャレー」、ディズニーシーのミステリアスアイランドにはネモ船長の「ノーチラスギャレー」がありますね。言うまでもなく2人も海を愛した男たちなので、彼らのお店も陸上にありながらギャレーという言葉を使ってますね。うーん、面白い