・敬うこと。
・恐れること。
・火を近づけないこと。
・包まないこと。
・馬鹿にしないこと。
・埋葬したり小さな建物の中に置いたりしないこと。
・常に屋外に置き、雨を避け、決して完全に囲わないこと。
・置き去りにしたり、捨てたり、人にあげたりしないこと。

シリキウトゥンドゥの呪いを回避するには、これらのルールを守る必要があります。ハイタワー3世は1899年12月31日のパーティの日だけでも、ルールの大半を犯してしまいました。彼の最期の1日の行動を見てみますと、

AM8:00
シリキウトゥンドゥの写真を撮りました。この時の写真は暗室で現像されているところでしたが、ホテルが閉鎖されたので、今でも暗室に干されたままになっています。

PM12:00
オフィスで記者会見を開き、記者達にシリキウトゥンドゥを披露しました。招かれた記者達はハイタワー3世を讃えましたが、ニューヨークグローブ通信の記者マンフレッドストラングだけは、彼の犯した過ちに気付いており、呪いの偶像の危険性を訴えましたが、ハイタワー3世らの反感を買い、記者会見の途中でオフィスを追い出されてしまいます。この様子は録音されており、蓄音機で聴くことが出来ます。「呪いの偶像だと?馬鹿馬鹿しい!」というハイタワー三世の言葉は、シリキウトゥンドゥを怒らせたことでしょう。

PM13:00
ファラオ探検クラブで仲間たちと葉巻をくゆらせながら雑談をしました。

PM19:00
アトランティスボールルームでコンゴ河遠征の帰還パーティも兼ねた新年パーティに出席しました。

PM23:45
最上階にある個室にシリキウトゥンドゥを飾るために、ゲスト用エレベーターに乗り込みました。ハイタワー3世はエレベーターの中で、シリキウトゥンドゥの頭に葉巻の火を当ててしまいます。

AM00:00
あの事件発生が発生しました。爆音とともに緑色の閃光がホテルのエレベーターを直撃。最上階に向かっていたエレベーターは1階まで急落下。しかし、エレベーターの中にハイタワー3世の姿はなく、彼のトルコ帽とシリキウトゥンドゥだけが転がっていました。


屋内に置き、敬わず、火を近づける……呪いは免れませんでした。シリキウトゥンドゥがハイタワー3世にかけた呪いは1度だけでは済まず「『あの恐怖』を永遠に繰り返す運命」にまでしてしまいました。ハイタワー三世は異空間(?)のようなところに閉じ込められ、エレベーター落下の恐怖を永遠に繰り返しています。

私たちゲストは、軽はずみな気持ちでこのホテルツアーに参加してしまいました。シリキウトゥンドゥを敬う気持ちに欠けていたと言えるでしょう。私たちも呪いをかけられる対象になってしまうわけです。ハイタワー3世に比べれば犯した罪が軽いので「『あの恐怖』を繰り返す」まではいかず、「1回体験するだけ」という軽めの呪いで許されているのです。(十分怖いですけどねw)