夫、昨日、緩和ケアにうつりました。
退院してからどんどん吐き気がひどくなり、
昨日、いつもの病院の診察で
腸閉塞を起こしているかもと言われ、
そして主治医の
「そうなると手術の必要がありますね~」
というお気楽な解答に、
「いつまでやんのよ」とぷちっときて、
(だいたい、夫に「まだ治療を続けるの?」と聞いても
「知らない」と、まるで他人事で先生に丸投げなので)
夫がいない間に病院スタッフさん(ケアマネ的な人。
前任が辞めて新しくなった人はできる人でした・・・)に
「もう緩和でいいんじゃないかと思うんだけど
先生は何を考えてるんだろう??」
とぶつけてみたら、
夫が検査やら何やらしている間に
私と先生だけで話をする時間をセッティングしてくれて。
言われました。
「見ての通り、余命はあとわずかです」
「今回の退院は、おうちに一旦、帰ることが目的だったので
帰ることができてよかったんじゃないかなと思います」
聞いてないんですよ。それ。
体力の回復をまって、抗がん剤を続けるって、
そういう説明じゃなかった??
それだったらそれで、
お家の過ごし方も、もっと違ったものにできたのに。
もっと、夫との時間を大切にできたのに。
今更、後悔しても仕方ないし、
それがわかっていても、点滴の管理からワンオペ育児まで
慣れない事だらけの上に、
夫の入院中にやれなかったアレコレ
(姫の新学期の準備にはじまり、お弁当作り、
自分の美容院とか。何ヶ月もいってなかったし、
途中、ひどい風邪もひいて寝込んだ)
を怒涛のように片付けて
(だから夫への霊気がまったくできなくて、
この1週間で急激に悪くなった夫を見て、
霊気が効いていた事を知ったのでした)
夫の部屋でゆっくり過ごす時間もなく終わった1週間で
最後とわかっていたって、
何もできなかったんじゃないかとは思うけど。
それで、今後の事について、
先生に聞いてみたら、
「手術も抗がん剤も体力を奪うので、
やると、短い余命がさらに短くなるから
緩和にうつる時期じゃないかなぁと思います」
って。
「私もそう思います。
本人が「抗がん剤で最後まで頑張りたい」と言うなら
その意思を尊重しますが、
もう初期の初期から緩和ケアの病院に診察を
受けに行っているくらい、
諦めモードな夫なので、
先生がそのように説明してくれれば
夫も納得すると思います」
と、
先生に状況説明をお願いし、
診察室を出て、
病院でのやりとりが終わったのが15時半くらい?
緩和ケアの病院に車で連れて行き、
そこからまた診察待ち。
姫様のお迎え、ぜんぜん間に合わない。
診察が17時。
検査、検査。
病室が決まり、説明を受け、
病院を出たのが18時。
姫様は・・・
とりあえず18時まで延長保育をお願いし、
それ以降は、託児をお願いしているナンデモ屋の奥さんに
電話して
「保育園に迎えに行って、
お家で何か食べさせといてください」
とお願いし、
姫様お迎え、19時。
私はお昼ごはんを食べる時間もなく、
帰宅後は心配して玄関をうろうろしていた
おばあちゃん(夫の母)に
二人で泣きながら状況説明をし、
結局、食いそびれました。
夜は眠れず、
朝になり、
寝る事は諦めて今、ここに
愚痴を書き連ねている次第です。
辛いお役目です。
心なんてもう何千回も折れました。
今日は姫様の入園式。
なぜか毎年、入園式をする園なので
毎年、同じスーツをひっぱり出してきては着てます。
今日の午後は夫の荷物をもち、
車で50分かけて、緩和の病院へ。
よくがんばった、自分。
あとちょっとだ、自分。
つらい結婚生活をさせてごめんね自分。
そうつぶやきながら運転したいと思います。