ついに、ママリン(義母)に
夫の病の事がバレてしまい、
(歯医者の玄関に閉鎖のお知らせが
貼ってあるのを親類でかつ患者の一人が見つけ、
「どうしたの??」みたいな電話をママリンにかけてしまい、
ママリンが私に「どうしたの??」・・・という流れになり、
話さざるを得なくなり。)
ママリンの心のケアにも追われています。
姫様は保育園が春休みとかで給食センターお休みぃの、
(保育園なので春休みでも申請すれば預かってもらえるので
預かってもらってますが)
毎日、お弁当で、
夫も、
「ちょっとずつしか食べられないから
色んなものをちょっとずつ食べたい」
などと言うので、
食事の支度がさらに大変になり、
今まで朝食を食べなかった夫が
「空腹時に胃が痛むから」と
朝ごはんを食べるようになったもんだから、
朝はもう、戦争です。
夫の病が発覚し、自分の中で覚悟が決まった時には
「今後、どんな大変な事があってもがんばるわ!
夫と一緒に姫様の成人式を迎えられるなら
何だってするわ!!」
などとお目々をキラキラさせて息巻いておりましたが、
もう既に、めんどくさくなってきました。
あーめんどくさい、めんどくさい(愚痴)。
消化吸収能力の落ちている夫の食事は
基本的に、柔らかいモノ、つまり、
野菜なら、小さく切ってしっかり煮たもの、
なわけですよ。
これ、すごくめんどくさいのわかります??
もう、
レベル・離乳食
ですよ。
はっきり言って、気分は二人目育児。
今後、夫の体調が回復してきて、かつ、
夫がずっとリタイア生活を続けるなら
いっそのこともう一人、産んじゃおうかって気分です。
だって、育児してくれる人が家にいるわけだし。
子供は欲しいけど育児はしたくない、
という私の願いにメチャメチャ、マッチしてるじゃありませんか。
いや、生理あがっちゃいそうだから
もう無理そうだけどね。
夫の体調および精神状態は、日によって波がある、
といった感じで、
こないだなどは姫様がおやつに食べていた
サッポロポテトを欲しがり、
ぼりぼり、ばりばり食べた後、
めちゃめちゃ気分が悪くなったようで、
「俺、もうあと3ヶ月ぐらいしか持たないかもしれない・・・」
などと嘆いていましたが、
それ、胃ガンがどうこうじゃなくって、
サッポロポテトのせいですから。
胃がんの人がそんなモノばりばり食べて良いわけないでしょーーーっ!!
小学生かーーっ!!!
と、突っ込んでいいのかどうか
よくわかりませんでした・・・。
サッポロポテトが原因で死んだら
カルビーさんに申し訳ないでしょ。まったく。
そんなうちの癌患者さんは
一昨日の夜などもハッスルし過ぎてしまい、
翌朝、「今日は調子が悪い」などと言って寝込んでみたりしてて、
ツッコミ所、満載です。
心配するのがバカバカしくなること、この上なし。
末期がんか、それに近いであろう(多分)人で
夜のABCをヤってる人なんて
世界広しと言えどうちの夫だけなんじゃないでしょうか・・・。
免疫力を高めるという意味では
最高のエクササイズだけどねぇ。
ほどほどにしとかないと。
(そんな訳でまだ新しいお父さんに出番が
まわってこない状態です)
なんかもーほんと、この人、
治す気あるの??
と言いたくなる事がたくさんありすぎて、
こっちは、癌克服の情報を集めまくり、
無料で祈ってくれる所には全部、頭さげて
お願いしてきて・・・
ってやってんのに、
そんな私に対して、夫が見せたものは、
オイコノミア(テレビ番組)の録画で、
「誰かがコレで病気が治った、という情報を聞くと、
統計的にそれが“効果あり”ではなくても
“だれだれサンが治ったなら自分も治るに違いない”
というバイアスがかかってしまう」
という内容の番組。
ようするに、私がやってる
神頼みだの、健康情報だのは、
そういうバイアスがかかっているし、
そういう情報は「たまたま、その人が治るタイミングで
神頼みをしたから治っただけだ」
みたいな事を言いたいのでしょう。
もちろん、統計的に有意(効果あり)かどうか
を検証する事は大切。
だけど、もうちょっと「何でもやってみよう!!」って、
藁にもすがるように、生きるために
必死になってみたらどうなん??
あんた死ぬと、こっちは大迷惑なの、わかる??
子供、2歳だよ??
と、
怒鳴ってやりたい気持ちでいっぱいなのを
ぐっとこらえて生活しています。
夫に生きていて欲しい、っていうのは
まあ、こっちのエゴですからね。
夫が死にたいなら、死ねばいいし。
別に、今までの人生で満足してて、
「若い嫁をもらって、可愛い子供もさずかって、
人生で叶えたい夢は叶えたし、
あとはもう、これ以上生きてても、歯科医師会の仕事
押し付けられるばかりだし、そこに出向けば嫁に文句
言われ続けるし、人生、そういうめんどくさい事だらけだから
もう死にたい」
と言うのなら、別にそれもいいでしょうよ。
(わたくしスピ系なのであまり「死」そのものを
重く見てはおりません。死を迎えるまでに、
どう生きるか、の方が大事だと思うので)
昨日も「リタイア生活はじまったら
姫様のお世話おねがいね~」
みたいな話をしたら
「何年できるか、わからんけどね」
みたいな返事。
生きたいの?死にたいの??
努力しろよ!!
末期でも治った人なんか腐るほどいるじゃないのっ!!
って言いたい所なんだけど、
病気に勝つ、負ける、は夫の課題だから、
課題の分離をしないといけないんだよなぁと思ってぐっと我慢。
まるで大学受験を控えた息子を持つお母さんの気持ちですよ。
「僕、早稲田に行きたいんだけどね~
だけど、受かるかどうか、わかんないけどね~」
と、ロクに勉強もせずにクヨクヨしてばかりいる息子に対して
「そんな事いってるヒマがあったら、テレビ見てないで赤本でも読みなさい!!」
と言いたいのを、
「いやいや、落ちても受かっても、息子の人生勉強。
ここで口出ししたら、この子に成長はない」
と、こらえるお母さん、みたいな?
夫は、みずからの課題を自分の力で乗り越えられる、
と信じて、ほっときます。
死と向き合ってはじめて、
「もうすぐ死ぬのなら、1日1日を大切にして、
やりたい事をやって生きよう・・・」
みたいな気づきを経て、生き方を修正して治ってく
タイプかもしれんしね。
誰しもが私のように
「気合いだー!気合いだー!」で
治るわけじゃないので。
ところで、
吸収能力・低下中の夫、病院で「エンシュアH」なる
経腸栄養剤(ドリンク)をもらってきているのですが、
その、白濁したドリンクを飲むと、
う●こが真っ白
になるそうです。
何でそんな話になったかと言うと、
私が高校生の時、新しく赴任してきた生物だったか
化学だったかの先生がちょっと変な人で、
赴任して初の授業では、どのクラスでも必ず、
胃のレントゲン(バリウム飲むやつ)のお話をしていて、
(うちのクラスの担当の先生ではなかったので、
私はその話をリアルにはきいてないのですが)
「バリウム検査の後はですねぇ、身体からバリウムを出すために
下剤をもらうんですけどねぇ、そうすると必ず、
下痢をするわけですよ、
そこで私は考えたんですねぇ。
下剤の量を調節すれば、
白いう●こ
が作れるんじゃないかって。
それで毎年、ちょっとずつ下剤の量を調節してですねぇ、
ついに、白いう●こができる下剤の量を割り出すことに
成功したんですっ!!」
という話をするとかで
面白くて人気者の先生がいて、
そんな話を夫にしたら、
エンシュアH・白う●この話を告白してくれました。
理科の先生が長い時間かけて、苦労して苦労して
完成させた奇跡のリンゴならぬ、
奇跡のう●こ
でしたが、
夫は、いとも簡単に産み出してしまったようで、
なんだか、理科の先生に申し訳ないような気持ちに、
なぜか、なってしまいました。
以上、う●この話おわり。
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