週末のこと。
夫と姫と私の三人で、いつものスーパーに買い物に行くと、
いつも通り、姫様、
カート拒否(ギャン泣き)
店内徘徊
商品の持ち出し→舐め舐め(いらない物、お買い上げ)
で、
姫様に翻弄されながらどうにか買い物を済ませた頃には
大人二人、くったくたで、
夜ねる時に
「そう言えばスーパーのポイントカードって
返してもらったっけ」
などと夫に問うても
「返した。あれ?返してない?
わからん。ばたばたしすぎてて訳がわからんかったから」
というお返事。
それに対して私が、
「そうでしょ~?こいつ一匹いると、大変でしょ~?
もー毎日毎日、訳がわかんないんだから」
と、苦労を共感してもらえた喜びに満たされつつ
答えたら、夫はこう言うんですよ。
「でも、こいつが笑顔でいるだけで俺は幸せ」
・・・しらけた。
私のがっかり感、わかります?
谷底に落ちそうになって崖に手をかけてぶら下がった状態の時、
夫が救いの手を差し伸べてきて、
その手を取ろうとした途端、
「やっぱりやめた」
と踵を返して夫が去り、
そのまま落っこちちゃってさあ大変ひゅーっ(byこどもちゃれんじ絵本)
みたいな、
そんな、見捨てられたような気持ちですよ。
ほっんとーにもう、
何度も何度も、
「女性が欲しいものは共感と承認ダ」
と、
口を酸っぱくして言っているのに、
マダ解らんのか!!
と、言いたい所でしたが、
夫は別に私の欲しい台詞を言うために生きている訳じゃないので
言わずに寝ました。
ちなみに、この場合、夫の回答として
最も点数が高いのは
「本当にチビ育てるのって大変だよね。
ママ、いつもありがとうね」
です。
この言葉が毎日あれば、
別にカルティエも吉兆もいりません。
(いややっぱり時々は欲しいけど)
これ(共感と承認)がないから
贅沢してうさ晴らししていると言っても
過言ではないというか、
言葉のボーナスがもらえないから
自主的に物質のボーナスを請求して
自分を満足させているというか。
でも、思うんですよ。
やっぱり夫婦は鏡だな、と。
要するに、自分はどうなんだって話。
女は共感と承認を求める生き物であるのと同様に、
男は問題解決をはかりたがる生き物。
だから、妻の「大変だ、大変だ」という言葉に対して
「でも、こういう見方もあるよ」と
ついつい、妻の問題(思考がネガティブ)を
修正したがるのは仕方が無いのに、
そもそも自分が相手の生態を受け止めきれていないし、
夫に対して、「女とはこういう生き物だから理解して
このような対応をとってくれ」と要求するのであれば、
私は私で、男性が本当に求めているものを
毎日、与えなければいけないわけですよ。
ええ。もちろん。
全然できてません。
姫様を育てるだけで精一杯で
それどころじゃねぇし、
そんな気分じゃねぇって感じ。
ちなみに男性が欲しいものといえば、
感謝・尊敬・セッ●ス
それは、こっちが欲しいんじゃボケーっ!
ソレを与えられるのはこっちが先じゃゴルアー!
と、多分、お互いがお互いに思ってるから
お互いに与え合えないという、
賢者の贈り物の逆バージョン。
愚者ですいません。
だって、子育てでクタクタで、
夜、合体する気力なんてほとんどないじゃん?
毎日、姫様がご帰宅後は、
寒さに震えながら散歩に行くか、
(歩けるようになったら散歩がブームになった)
ア●パンマンのぶーぶーの後ろを押して
部屋中ぐるぐる回ってるかで、腰も痛いし。
ありがたい事に私、発情期があるから
(排卵の時だけヤル気になれる)
その時だけは頑張れるんだけど、
それ以外は、いくら姫が保育園いってくれてたって、
夜、お茶碗洗って、お風呂はいったら
もう、なんか、あー、横になりたいって感じですよ。
てか、お風呂も入らず寝たいです。
そんな訳で、子供がもう少し大きくなるまで
感謝する気力も尊敬する気力も合体する気力もないので
この攻防(?)は続く見込み。
そんなもん、そんなもんだよ家族って。
こんな風にぼやいているから不幸かと言えば
まったくそんな事はなくて、
「ほんとにあの人はしょうがないわねぇ」
なんて言いつつも、その、しょうがないままを
丸っと受け入れていたりしてて、
穏やかで、毎日平和で、幸せです。
大変だけど、ほんと、結婚する前までは
自分がこんなちゃんとした家庭を持てるとは
思っていなかったから、
しみじみと、あー幸せだなぁなんて、
一人、コーヒーを飲んでいる時に思います。
(姫がいる時に幸せを感じなくてごめんなさい)
どうでもいいですが。
こないだのスーパーのお買い物では
姫様、クリスマスが近くなるとどこの店にも置かれる
お菓子のつまった長靴
を持ってきてしまい、
中のお菓子なんか誰も食べないし、
(いや夫が夜な夜な食べるかな・・・)
長靴自体も、パッケージが目立って
子供の気を一瞬、ひくだけで
持って帰ったらすぐ飽きてゴミになる事は
間違いナシだったので、
姫が床に転がってギャン泣きしている隙に
(勝手に外に出ようとしたのを阻止したら
キーっと怒って転がってギャン泣き)
そっと手からはずして棚に返しました。
母の勝利。
この攻防も、スーパーの棚に長靴がなくなるまで
続く見込み。
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