Evergreen
詩人が愛を詠わず 苦悩と絶望を詠み続けている
子供等はいつしか 走ることを忘れ
うつむき座り込んでる
生きるということは 諦めて行くことなんだと君は言う
捨て去った何かが やがて襲ってくると
知るはずもないまま
世界は今日も廻る 美しい程に正確に動いてる
私の手をとりながら あなたは呟いた
世界はこんなにも綺麗だ
その頬が春の風を 感じたのなら走りなさい
色のない未来を描く者を 信じては駄目 眼を開けて見なさい
だってほら 燃えるように 緑が眩しい
どんなに穢されようとも 誰にも触れない場所はきっとある
痛みのその先に あると知ってるでしょ
わたしが教えなくとも
季節が廻りゆくよう 大きな流れの中に人は居る
大丈夫よ私も あなたも同じなの
怖がることなどないの
もう何も見たくないのなら だけど眼を閉じてても感じるでしょう
新しい命が 喜び咲き誇る
甘くて優しい香り
その頬が春の風を 感じたのなら走りなさい
色のない未来を描く者を 信じては駄目 眼を開けて見なさい
だってほら 燃えるように 緑が眩しい
その頬に流れる涙 感じたのなら走りなさい
世界は美しいと知るために うつむいては駄目 眼を開けて見なさい
だってほら 燃えるように 緑が眩しい