記憶 ・ちょっと不思議な?話・ | otyanohitoのブログ

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人間の記憶とはかなり曖昧な物らしく
日々日常的に書き換わっていたりするらしい

あなたの一番古い記憶って何ですか?

俺には略同時だと思われる記憶が二つ存在する

① 幼稚園での記憶
② ボーリング場事件

①の記憶
薄暗い室内 タオルケットに包まり眠る子供達
俺一人が眠れていないなか 女先生が
「ん?○○君は眠れないのかなぁ?」と声をかけてくれる
その表情も服装もリアル覚えている(上・白T 下・あずき色のジャージ)

②の記憶
スレート材(コンクリ色の波型建材)の壁
白いがサビが浮いている外階段
その手すりの隙間から落下する俺
車の屋根にワンバウンドしアスファルトに落ちる
これは両親もはっきり覚えており 後にボーリング場事件と呼ばれる

②の記憶は強烈なインパクトもあり 記憶に焼き付けられたのだろうが
①の記憶は何だろう? おそらく幼稚園児にはありふれた光景
何故鮮明に覚えているのだろうか?

さて 本題というか ちょい不思議な記憶にまつわるお話の始まり

幼稚園を卒園し まったく逆方向にある小学校に入学した俺
幼稚園の事など思い出しもせず日々を過ごしていた

小3辺りまでガリガリのモヤシっ子だった俺だが
その後巨大化が始まり 小5の頃にはスッカリとワルガキ風に
仕上がっていた^^;
その日は下校ルートを変更し 友達数名と遠回りしながらザリガニと
戯れて遊んだ後 俺は一人帰路についていた
教会前から続くドブ沿いの農道 綺麗な夕焼け
「あら?○○君じゃない?」突然大人の女性に声をかけられる
両脇というか両足元には幼稚園児が二人
「元気そうねぇ」その女性は続けてきた
「あ!こんにちは」誰だか一瞬迷ったが 幼稚園の先生だと想い出す

ほんの数分の立ち話だっただろうか?懐かしく そして
なんだか照れくさい時間だったのを覚えている

それから時は過ぎ 中3の時
すっかりツッパリ風の男となっていた俺^^;
その日はいつもの下校ルートをハズレ 一人トボトボと
教会前から続く農道を歩いていた
「あら?○○君じゃない?」突然大人の女性に声をかけられる
両足元には幼稚園児が二人
「元気そうねぇ」その女性は続けてきた
「あ!」もうお気付きだろう そう幼稚園の あの女先生だ

さて話を大きく端折ろう
時はさらに過ぎ 俺が17歳の頃 高校はまぁ色々あって中退した^^;
その日は中学時代のダチと会ったあと 例の道をトボトボと歩いていた
もうお分かりだろう そう 「あら?○○君じゃない?」
足元には園児が二人
それが彼女との最後の記憶(いまんとこ)なんだが・・・

つい最近この記憶というか 思い出をふと思い出したわけだが・・・
どうも変だ 俺は何故あの女先生の事だけはリアルに記憶しているのだろう?
その他の幼稚園の先生など1ミリも思い出せない^^;

というか・・・
そもそも・・・ 俺は本当にあのドブ脇の農道で
彼女と三回も再会していたのだろうか?
と 思うようになってしまったのだ

その道は幼稚園から結構な距離があるし
何故に毎回園児を二人連れて彼女は歩いていたのだ?
しかも俺の記憶では 彼女はいつも同じ服装だ
そう 上は白いTシャツ 下のあずき色のジャージ
年齢というか見た目も①の記憶のままだ・・・

俺が卒園した後10年以上もの間 彼女は先生をしていた事になるし
幼稚園児の頃からは想像できない程 風体の変わっていたはずの俺を
三度も〇〇君?と呼び当てるなんぞ 今思えばマジックだ

あれから我町の風景も様変わりした
教会前のだだっ広かった農地には幾つかの倉庫やら住宅が建ち
あの農道はもう無い もちろんただの偶然だろうが
農道が無くなった後 俺は彼女とは会っていない


人間の記憶とはかなり曖昧な物らしく
日々日常的に書き換わっていたりするらしい

え? で何が言いたいのかって?

いや・・・別に なんでもないよ^^;

君の人生という記憶の中に登場する人物が
全員実在しているといいですね

俺はもちろん 実在するよ たぶんね