監督は今敏である
世界的には極めて評価の高いアニメ監督だが・・・
日本では必ずしもそうでないように感じる
それが残念でならない・・・
パプリカは現実世界と夢の中でのお話であり
今監督はおそらく 原作を読んだ時に
これを映像化するにはアニメしかないと直感したのだろう
現実と夢を行き来する主人公
荒唐無稽な夢の数々を見事に表現し
今なお世界中のアニメファンの心を揺れ動かし続けている
追求されたリアリティ 豊か過ぎる程のキャラ達の表情
引き込まれそうな画面構成 見たこと無い幻想世界なのに
そこに自分も居たと思わせる説得力
今監督の作品はこれらがどれも際立って素晴らしいのだ
俺が勝手に思う今監督の印象は
この人は人間が大好きなんだろうな
という事
東京ゴッドファーザーズも妄想代理人も「人間」を描いたアニメで
大好きだ
今月２４日 今敏監督は膵臓癌でお亡くなりになられた
享年４６歳だという・・・若い・・・若すぎる・・・
アニメ「パプリカ」は日本アニメの一つの到達点であり
アニメという表現方法の可能性を示した作品として
後世も語り継がれると勝手に確信している
今監督へ
貴方の作品はアニメーターを目指す全世界の若者達の教科書となり
これからも延々と驚きと感動を与え続けるでしょう どうぞ安らかに・・・ 菊
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