攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 素子は九世(クゼ)に出会っていたか?③終 | otyanohitoのブログ

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注意ビックリマーク この記事は俺の勝手な解釈 と 思い込みで出来ていますにひひ

だらだら長くてもしょうがないので?そろそろ結論編

まずクゼと鶴の折り紙は幾つか伏線が貼られている が・・・
どうもこれがわざとらしい、というか微妙な感じすらする。
クゼが首相暗殺の為に、色々ネタを仕込んでいる時に、運送屋に
変装してたりするが、そのトラックのミラーに折り鶴が吊るされてたり
するが・・・ん?という感じだ。
普通ミラーから吊るされてるのは、お守りや芳香剤のシートだったり
するのだが、折り鶴なんぞ見た事が無い。
つまり強調された伏線であり、いうなれば視聴者の眼を盗んでいる
状態だろう。

素子のセリフも拾ってみようか。これも何故か微妙な言葉が多い。
牢記物店での店主との会話も、質問系が多い「女の子に何かあったの?」
「それがこの子ね?」まぁ訊ねているのだからそういう言葉使いなの
かもしれないが、自分の中で強烈なインパクトがあったはずの記憶なのに
、どうも手探りというか確認作業というか、昔見せられた映画などの
記憶と摺り合わせてる感じがする。
2nd GIG 19 相対の連鎖 「私はアイツを知っているぞ」というセリフも、
どうも不自然だ。クゼの電脳にダイブして深層部に触れてきた素子、
そこでクゼの記憶をおそらく見てきたのだろうが・・・
自分の記憶と繋がる部分や、会ったことがあると確信めいた事があったなら、
別のセリフになったのではないか?「奴はまさか!?」とかなんとか。

さて決定打だが・・・素子がクゼに左手で鶴を折れるか?と問うた時、クゼは
制御ソフトがあれば誰でも出来るだろう?的な回答を言った。
6歳?ぐらいのガキの頃、毎日2年間も左手で鶴を折った記憶があるのならば、
これもまた別のセリフになったはずだ。つまりクゼにはその記憶が無い。

11話で素子がハッキングされたシーンを思い出してみよう。
落ちてきた黄色いボールを左手で取る素子、じつはこの場面から素子の記憶に
罠が焼き付けられていたのではないか?「黄色いボール」「左手」
もっとはっきり言うと「折り鶴」さえ、じつは素子自身に纏わる記憶であり、
そこに「男の子」(クゼ)は介在していないのではないか?というのが
俺の推察だ。骨折などで入院した事がある人なら判るかもしれないが、あのての
ボールはリハビリによく使われる、左手で鶴を折るというのも素子自身の
記憶というか、リハビリの為にやっていた事であり、その記憶に「男の子」
を加えたのはハッカーではないのか?

理由は上記でも書いているように、ガキの頃の強烈なインパクトがあったはずの、
2年間毎日左手で折鶴を折っていた、という記憶がクゼには無さそうな事。
そして素子自身もそういった大切なはずの想い出に、半信半疑のままである
という事。ひょっとしたら最後まで素子は、この記憶は作られた物の可能性が
ある事に、気が付いていたのかもしれない。

では素子の記憶を改ざんしたハッカーは誰か? しらん!w
その目的は何か?それはズバリ!素子の物理的排除、あるいは9課からの
切り離しではないだろうか?げんにタチコマの機転がなければ、素子とクゼは
核攻撃で死んでいただろうし、物語のラストで素子は9課を離脱している。
つまりこのハッカーは勝利したのではないだろうか?

原作でもそうであるが、やがて素子は自分の分身に会うことになる・・・
あるいは2nd GIG で素子を見事にハッキングした犯人は、素子自身だった
かもしれない。 これはあくまでも俺の妄想である。

たかがアニメかもしれんが、こうして妄想を膨らませるのも面白いだろ?

それにしても ネットは広大だわ・・・ いつか俺も俺に出会うかもね?w

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