先日、同志社校友会のイベントで「メサイア」を歌った際、同じバスを歌っておられた紳士から「あなたがボルネオ7番さん?」と声を掛けられた。「はい」と答えると、「同志社中学で音楽を教えていたKの弟です。姉からあなたのことを聞きました」とおっしゃった。K先生は小柄な女性だったが、声が良く通り、はっきりものを言う先生で結構怖かった。そんな思い出話をしていたら、「ハイドンの天地創造をご存知ですか?」と聞かれた。

 

 

存在だけは知っていたので、「はい」と答えると、「一緒に歌ってみませんか?」と誘われた。なんでも、学生時代に混声合唱団やグリークラブ、聖歌隊などで歌っておられた方々が同志社混声合唱団という合唱団を組織し、今も年に一度、コンサートを開いておられるらしい。たまたま来年は混声合唱団が70周年を迎えるとのことで、その記念コンサートに参加し、一緒に「天地創造」を歌われるらしい。

 

「メサイア」を歌った直後で感動し、又、興奮もしていたので、「はい、是非お願いします」と力強く答え、昨日、初めてその練習に参加してきたのだが、手渡された楽譜が一冊の本になっており、217ページまであることに驚いた。更には、歌詞がドイツ語と英語で書かれているのだが、私たちはドイツ語で歌うことになっていると聞き不安になった。

 

 

これはえらいことになってしまったと思ったが、発声練習の後、幹事の方が「新しく参加された方をご紹介します」と私を手招きされ、自己紹介の時間を下さった。60人か70人おられたと思うが、ついつい「ラグビー部の出身です」と伝えると、「おおっ!」「ええっ?」という声が聞こえてきた。意外な紹介だったのだろうが、やはり同志社でラグビーは特別な存在なのだ。早速、「今年はどうなの?お正月に来れそう?」と周りの方から質問を受けたが、こんなに関心を持って頂いている運動部は他にないだろう。

 

そんな訳で、ラグビー部出身と名乗った以上、途中で投げ出す訳には行かなくなった。本番は来年の1月とのことだが、地道に練習を重ね、皆さんに追い付きたいと思う。

 

駅に着いたら、電車が扉を開けたまま停まっている。アナウンスによれば、前を行く電車との間隔を空けるための時間調整とのこと。ならば、乗せて貰おうと扉に向かったら、男性が一人、女性が一人、戸口に立ちはだかっていて中に入れない。

 

どうしたものかと思い一瞬ひるんだら、それに気付いた男性が後ろを確認して一歩下がってくれたので、その男性の前に乗車することができた。その後、私に続くように、もう一人の男性が乗車しようと近付いてきた。今度は女性の方が一歩下がるのかなと思っていたのだが、全くその気配がない。そこで、私が後ろを見て少し頭を下げ、一歩奥に入ることにした。

 

窮屈な思いをして通勤電車に乗っていると、お願い、もう乗って来ないで、乗るなら別の扉からどうぞ、もう身動きが取れないので早く発車して、と思うときが確かにある。だから、女性のことを批判などできないのだが、これから電車に乗り込みたい立場としては非常に冷たく、思い遣りに欠けるように見えた。

 

たかが通勤電車での出来事だが、既に電車に乗っている立場と、これから乗り込もうとする立場では感じ方が違うのだから、ひょっとすると移民や難民の受け容れの難しさも原理は同じなのかなと思った。時には電車に乗り込みたい立場から扉を見る必要があるのかも知れない。

 

 

「それにつけても おやつはカール🎵」という陽気なメロディと憎めない表情をした髭面のおじさん・・・それが明治製菓「カール」のテレビCMだった。

 

 

1968年の発売というから約50年続いているロングセラー商品だが、ピーク時の売上190億円が60億円まで下がり、今後は工場のある西日本だけでの販売になるらしい。

 

「ファイト〜! イッパーツ!」という力強いテレビCMでお馴染みの「リポビタンD」も1962年の発売だから50年を超えるロングセラー商品だが、こちらはピーク時の売上797億円が372億円まで下がり、テレビCMを汗や筋肉とは無縁の爽やか路線に変更したらしい。

 

そういう話を聞くと、どんどん世の中が変化し、又、ライバル商品が出て来ていることを実感できるが、かく言う私も商品に例えれば生後62年を迎えんとするロングセラー商品だ。最近は故障も目立つが、「こういうときはボルネオ7番の出番だよね」と言われる人材でいたいと思う。