こんな記事を見つけた(↓)
不勉強で恥ずかしいが、泡沫候補の常連、「ごみ箱伯爵」という存在を全く知らなかったので、慌てて調べてみたところ、次のことが分かった。
英国クラクトン選挙区選出の下院議員だったリフォームUK党のナイジェル・ファラージ党首が、受領していた寄付金を議会に申告していなかったことを非難されて辞職、そして、それに伴って行われる補欠選挙に「有権者の信を問う」と出馬。しかし、労働党、保守党、自由民主党、緑の党などは「政治的な見世物だ」と批判して候補者の擁立を見送ったことから、ファラージ候補に対する風刺的な対抗候補として「ごみ箱伯爵」が立候補したらしい。
英国ではビンフェイス伯爵(Count Binface)と呼ばれており、コメディ作家のジョナサン・デイヴィット・ハーヴェイという人が作り出し、自ら演じる選挙候補者とのこと。ウィキペディアから写真をお借りしたが、銀色のごみ箱ヘルメットとマントを着用し、あくまでも現実の政治問題についてユーモアを交えた公約を発表し、英国の選挙に立候補しているらしい。
さて、選挙結果だが、22,239票を獲得したファラージ氏が当選はしたものの、ごみ箱伯爵が9,455票を獲得して34人の候補者中、堂々の2位となり、圧勝によるみそぎ選挙にしたかったファラージ氏に一矢報いたようだ。
ごみ箱伯爵の公約には、「ソフトクリームの価格に上限を設ける」みたいなウケ狙いもあれば、「閣僚報酬を看護師の給与に連動させる」や「下水放流問題への抗議としてテムズ・ウォーター幹部にテムズ川で泳がせる」という分かりやすい言葉で辛辣に社会問題を提起しているものもあるようだ。ごみ箱伯爵がこうして取り上げられるのは、その立候補の目的や主張に一理あり、普段、人々が敢えて距離を開けている社会問題への関心を喚起するからだろう。
ごみ箱伯爵が日本に、アメリカに、ロシアに、フランスに、中国に現れたらどうなるだろう。そんな想像を最後にした。

