福井県小浜市に住んでいるM柴をラグビー仲間で訪ねた。昨年11月に続き2度目の訪問だが、今回も落ち着いた町並みを歩いているとき、子供の頃にタイムスリップしたかのように感じた。私が生まれ育った京都の町中とどこか雰囲気が似ているのだろう。
この辺りは小浜西組地域と呼ばれ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているらしい。M柴の家の斜め向かいに「町並み保存資料館」という大正期に建てられた建物があったので覗いてみると、更に子供の頃にタイムスリップしてしまった。

間口が狭く奥行きのある「鰻の寝床」と言われる家屋。京都にも見られる「鰻の寝床」だが、間口を狭くしたのは節税対策だと教わった記憶がある。

大きなお釜の蓋を開けると、薪で炊き上げたご飯から真っ白な湯気が上がる。そんな様を想像した。火の用心のお札と神棚も懐かしかった。

外からは見えない、家族だけで楽しむ中庭。鰻の寝床に新鮮な空気や明るい光を取り入れる役割も果たしていたようだ。
卒業から48年。各々の人生を歩み、髪の毛も体型も変わり、「ほら、あの子」「誰や?」「水泳でオリンピックに出たあの子や。早う思い出せ」「あほ、お前が思い出せ」みたいな会話が当たり前の老境を迎えたが、友情だけは変わらない。「町並み保存資料館」の向こうを張り、「友情保存M柴館」と名付けるか(笑)
(注)オリンピックに出た水泳選手の「あの子」は池江璃花子さんでした。あほ、早う思い出せ(笑)

